中山道でブラタヌキ~ポン太とポン子のずくなし道中記 その19

<21日目、10月16日> ついに中山道中間点を突破画像
 本日の出発点、原野駅から歩き出して間もなく、道路際に中山道中間点の碑をみつけました。石碑は比較的新しいもののようですが、側面に、江戸へ67里28町、京へ67里28町と同じ距離が記されていました。日本橋から21日目にして、ようやく中山道歩きも半ばを過ぎたことになります。
 ところで、中央線の宮ノ越駅~原野駅間には「中央線接続記念碑」があります。ここで東西双方から建設が進められてきた鉄路が結ばれ、中央本線が全通したというわけです。当初、東西両京を結ぶ幹線鉄道は、中山道ルートで建設することになっていたのですが、地形が予想以上に険しく、東海道ルートに変更されたという歴史があり、中山道中間点が鉄道の接続点となったというのも、どこか因縁めいていて面白い話です。
 さて、畑の中の気持ちの良い旧道を歩いていくと、あれっとおもうような細道に中山道の標識がありました。人一人がやっと通れる道を下り、林の中をぬけると川沿いの道となり、正沢川に架かる人道橋(昔ははねかけ橋だった由)を渡りました。川の水は澄み、昔を偲ばせるようなのどかな景観が目を楽しませてくれます。川から離れてしばらく進むと、手習天神がありました。木曽義仲の学問の神様ということですが、このあたりはとにかく、木曽義仲ゆかりの地のオンパレードといった感じです。

中山道中間点の碑。京へ67里28丁と記されていますが、裏側には江戸へ67里28丁とあります。
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中間点碑前の中山道(旧道)です。
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中央東西線鉄路接続点記念碑とその説明板。碑の後ろを線路が通っていますが、車窓から確認するのは困難です。
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こんなところを入っていくのかと、一瞬たじろいだ旧道への入口
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正沢川に沿った細道を進みました。前方の橋を渡りましたが、昔ははねかけ橋だったそうです。
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旧道沿いにある木曽義仲の手習天神。当地では木曽義仲は歴史上最も偉大な人物(英雄)ですから、様々な形で顕彰されています。
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 19号との合流点付近は、旧道をそのままたどることはできず、一旦19号に出て跨線橋をわたり、すぐにまた右手の旧道に入り、どんどん進むと福島宿の入口に到達。大きな冠木門をくぐったところが福島関所跡でした。関所のすぐ東側を中央線の線路が通っていますが、元はそこも関所の敷地であったということです。関所跡から坂を下りたところが木曽福島宿ですが、大火にあったということで、中心部に古い建物は残っていません。商店街をぬけ、左手に折れて坂を上がると高札場の跡にでました。水場もあり、よい雰囲気です。その先の「上の段」には古い建物が残り、ミニ奈良井といった感じがしました。木曽福島駅の方へ向かう旧道は鍵の手になっていて、これまた風情があります。
 中山道歩きをするまでは気付かなかったのですが、町はずれに位置している木曽福島駅の前を通っている道が中山道の旧道でした。したがって列車で来た人が町へ行くには必ず旧街道をたどることになるわけです。
 塩淵という集落に一里塚跡の碑があり、江戸より70里京へ67里と刻まれていました。中間点を過ぎたのですからあたりまえですが、もう京の方が近いということを確認することができて嬉しくなりました。その先のルートは少し複雑で、本来の旧道をみつけるのに難儀をしました。中央線のガードをくぐり、旧道を進んで少し坂を登ったところに御嶽遥拝所がありました。鳥居のある階段を上ってみましたが、今は残念ながら御嶽山は見えません。手前の山の樹木が視界を遮ってしまったせいでしょうか。その先へ少し歩いたところに、中央線と道の駅木曽福島を見下ろせる場所がありましたが、そこからは御嶽山を望むことができました。
 有名な木曽の桟(かけはし)付近は紅葉が真っ盛り。夕日を浴びてすばらしい景観となっていました。対岸に今宵の宿「桟温泉」が見えましたが、ひとまず通過し上松をめざしました。十王橋交差点付近で上松宿の旧道へ入ると、しばらくは古い建物が残る上町とよばれる街並みが続きます。本町一里塚碑を確認して大通りへ出て、上松駅へ。本日はここまでとし、先ほど通過してきた桟温泉にもどって投宿。冷鉱泉を加熱している温泉ですが、泉質がすばらしく、身体がよく温まり、街道歩きの疲れが癒されました。

福島宿入口の冠木門をくぐり、関所跡へ。
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木曽路で最も重要な関所であった福島関跡
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福島宿「上の段」の趣のある街並み
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紅葉がすばらしかった「木曽の桟(かけはし)」付近。桟は険阻な木曽路の代名詞ともいえるもので、当初は絶壁に丸太や板を藤づるで結んでつくられたということです。
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尾張藩が桟を石垣に改造し、1741年には全部が石垣になって、安全に通行できるようになったということです。道路下の石積みはその遺構です。
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日没がせまってきたので、木曽川沿いの中山道を上松宿へと急ぎました。
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往時の面影が残る上松宿の上町
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