リンゴ可愛や

 信州で暮らすようになってから、一番よく食べている果物はおそらくリンゴです。何しろ全国第二位の大産地ですから、農産物直売所や道の駅、温泉施設など、どこに行っても「食べないと損ですよ」といわんばかりに大量のリンゴが並んでいます。保存方法が進化しているのか、収穫から3~4ヶ月経った今でも、まったくボケていない、新鮮なリンゴを入手することが可能です。
 ご承知のとおり、リンゴにもいろいろな種類があり、もちろん味も違います。信州生まれの品種で「シナノ三兄弟」と呼ばれているのが、「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」。率直な感想をいわせてもらうと、「秋映」は見た目が抜群で、リンゴの絵を描くには最適ですが、味はいまひとつです。「シナノスイート」はその名のとおりとにかく甘く、果物は甘いのが一番という方にはおすすめ。「シナノゴールド」は黄色いリンゴで、甘味も酸味もともに強く、果肉も硬めでパンチ力を感じます。生食でもジャムにしても美味しいというのがポン太の評価です。
 生食で文句なく美味しいのは、「サンふじ」ではないでしょうか。それもシーズンの最晩期に収獲されたものには、蜜がたっぷり入っていて、満足度マックスです。最近よく目にするようになったのが、新品種の「あいかの香り」。甘味と酸味がほどよくミックスした、とても美味しいリンゴです。「ふじ」と「つがる」から生まれたものだそうで、「あいか」は開発した園主の娘の名とか。「サンふじ」のように目に見える形で蜜が存在しているわけではないのに、果肉にまんべんなく甘味がいきわたっている感じがします。
 この「あいかの香り」とやや酸味の強い「シナノゴールド」を半々の割合で用いてジャムをつくってみたところ、これまでで一番かもしれないという美味しいジャムができました。
 「リンゴはなんにも言わないけれど~♪」・・・、実に奥が深いのです。

 昨秋のリンゴ畑の風景です。真っ赤に実ったリンゴは、見るからに美味しそうですが、色と味はあまり関係がありません。食べてみないことには、本当のところ、どんな味なのかわからないのです。
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 「シナノゴールド」(左)と「あいかの香り」(右)です。ジャム用にと小さなサイズを選びました。もちろんそのまま食べても美味です。
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 適当な大きさに刻んで鍋の中へ。この姿になってしまえば、リンゴの種類が何であるかわからないですね。
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 少量の水と砂糖を投入し、1時間ほど煮込むとこのようになります。だいぶジャムらしくなってきました。ここから先、どのように仕上げるかは「企業秘密」なので、公開はここまでです。もちろん添加物や着色料の類は一切使用しておりません。
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 満足のいくレベルに仕上がったジャムを、お気に入りのパンにたっぷりのせての朝食。至福のひとときです。
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