水芭蕉に会いに~斑尾高原

 「夏が来~れば思い出す~♪ 」といえば尾瀬、尾瀬といえば水芭蕉ですが、信州にも水芭蕉を見ることができるスポットがいくつもあります。その中で特に気に入っているのが、斑尾高原の沼ノ原湿原です。まわりの山々の濃淡のある新緑がすばらしく、まるでメルヘンの世界に迷い込んだかのような景観を楽しむことができるのです。
 水芭蕉の咲いている姿は、歌詞にあるとおり、「夢見て咲いている」ような感じで、正に森の妖精。それを見ると、魂が浄化されるような気さえします。水芭蕉が咲く5月は、俳句の季語では夏ですし、立夏(今年は5月6日)という言葉もありますから、「夏が来~れば」の歌詞が間違っているわけではありません。しかし、雪解け水の中に咲く花ですから、実際の感覚としては、夏というより晩春です。水芭蕉に会わずに春は終われないと、今年も斑尾高原へでかけました。
 例年よりも10日ほど遅い訪問でしたので、すでに見頃を過ぎているのではないかと心配しましたが、幸いなことに4月が寒かったせいか、いつもの年以上に良い状態の(大きくなりすぎず、枯れているものも少ない)水芭蕉を眺めることができました。リュウキンカも満開状態で、むしろベストタイミングといってよいほどでした。
 斑尾高原散策の後は、飯山へとむかいました。千曲川河畔の菜の花はすでに終わっていましたが、少し山間部へ入った北竜湖のほとりはまだ満開。こちらもまたメルヘンの世界のよう。メルヘンづくしの1日を満喫し、家(現実世界)に戻ると、何だか気が抜けてしまい、しばらくの間、何も手につかなくなってしまったポン太でした。

 沼の原湿原入口の案内板です。それによると湿原の標高は870m、広さは19ha。いろいろな散策コースがありますが、奥の奥まで見て回ると二時間程かかります。
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 湿原の中に一歩足を踏み入れると、そこはもうメルヘンの世界。雲の形までメルヘンです。
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 湿原の中は、基本的に木道の上を歩いて散策します。
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 右手にはリュウキンカの群落が。
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 リュウキンカもまた湿原の女王です。
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 まるでこちらを向いて出迎えてくれているかのような水芭蕉です。
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 こちらは寄り添ってお話しでもしているかのよう。水芭蕉にもいろいろな表情があって楽しめます。
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 群落になっていると迫力があります。
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 雪解け水の中に咲く姿も可憐です。
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 レトロなスタイルのハイカーとこの景色。様になっていますね。
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 文句のつけようがないすばらしい景観です。
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 山の斜面にはまだ雪が残っていました。散策路にはぬかるんでいる箇所もあり、それなりの足ごしらえは必要です。そんなこともあってか、歩いている人の姿は少なく、ゆったりと湿原散策を楽しむことができました。
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 かなり強い流れにもめげず、水中花のように咲いているものもあります。
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 さて、こちらは飯山市の北竜湖。湖岸の菜の花が満開でした。
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 この景観。もうこれはメルヘン以外の何ものでもないですね。天女が舞い降りてきてもおかしくない、そんな感じです。
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 新緑の山と菜の花。すばらしいコントラストです。
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 菜の花に囲まれた古民家。これも絵になります。
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 飯山周辺の農村風景は、どこを見ても、これぞ日本の故郷、といった感じがして癒されます。
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