鼻顔稲荷(はなづらいなり)の初午祭

 佐久市岩村田にある、鼻顔(はなづら)稲荷神社の初午(はつうま)祭にでかけてきました。昨年は都合がつかなかったので二年ぶりです。参道にはたくさんの露店が並び、普段は人影も稀な通りが、人また人で埋め尽くされる、当地最大と言ってもよい祭です。どうしてこんなに人が集まるのか、そもそも初午とは何なのでしょうか。
 初午は2月最初の午の日のことで、旧暦の2月は新暦では3月にあたりますから、ちょうど農作業の準備を始めるころです。そこで農耕の神様を祭る盛大な行事を行う必要があるというわけです。なぜ稲荷神社なのかといえば、稲荷は「稲生り」に由来するということで、稲荷神=農耕の神だからです。
 稲荷といえばキツネがつきもの。キツネは稲荷神のお使いという扱いですが、キツネは農作物を荒らす小動物を食べてくれる有り難い動物なのでという説があり、なるほどと納得してしまいます。そこでお供え物となるのが、キツネの大好物(本当かどうかはわかりませんが)とされる油揚げです。それを煮てご飯とドッキングすれば稲荷寿司となるわけですが、そちらをキツネにお供えしてはダメでしょうね。キツネが米を好んで食べるようになったら、益獣ではなくなってしまいますから。ポン太は稲荷寿司が大好きですが、誰からも有り難く思われていないタヌキが食べる分には問題はないでしょう。
  鼻顔(はなづら)稲荷神社の初午祭では、ダルマが大量に売られ、それを目当てに大勢の人がやってきます。稲荷神と中国禅宗の開祖とされるダルマの関係性はよくわかりませんが、まあとにかく賑やかです。一年に一度だけやってくる、魔法にかかったような1日といって良いでしょう。ちなみに、鼻顔稲荷の初午祭は、毎年2月11日に行われています。カレンダー上の初午ですと平日になってしまう可能性があるので、祝日の11日に行うようにしたものと思われます。


 ふだんの鼻顔稲荷神社はこんな感じで閑散としています。
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 ところが初午の日はご覧のとおり。
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 鼻顔稲荷神社に通じる道も、いつもは歩いている人すら見かけません。
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 それが露天商通りに大変身です。
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 どこからこんなに人が出てくるのかと思えるほどの賑わいです。
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 震災復興支援でしょうか、青年団のような組織が大船渡のホタテを焼いて売っていました。よく見ると「ブラタモリで放映されました」の掲示が。「ブラタヌキのブログに載りました」とはならないでしょうね。
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 神社の境内にはダルマを売る露店がいっぱい。
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 「旦那、思い切ってこちらの大きいのはいかが。縁起物だよ!」 値段を見たら12000円でした。さあどうする。
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 大勢の人が買い求める標準的なサイズはこちら。この値段、高いのか安いのか。相場を知らないポン太にはわかりませんが、縁起物と考えればまあリーズナブルかなぁ。
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 おっとでましたキツネさん。なかなかの美形です。子ギツネが可愛いですね。
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 本殿の前には、お参りを待つ長い列が。
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 神社の脇を流れる湯川の水面には、鳥たちがのどかに群れていて、春の訪れを感じさせます。後方は八ヶ岳連峰です。
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 河原には古いダルマや飾り物が積み上げられていますが、夕闇が迫るころ、これらを燃やす「おたきあげ」が行われます。後方に聳えているのが懸崖づくりの社殿です。
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 これは、二年前の「おたきあげ」の様子です。
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