水ノ塔山で山開き-イワカガミがお出迎え-

 いよいよ夏山シーズン到来というわけで、プライベート山開きを挙行いたしました。今年は「コロナ」の影響で、各地の山開き(開山祭)が相次いで中止となっていますが、当方の山開きは、参加者二名(ポン太とポン子)のみですから、「三密」とは無縁。中止する理由も見当たりませんので、例年同様実施に踏み切ったというわけです。
 出かけた先は、浅間連峰の水ノ塔(みずのと)山。今年初めての2000m級の山です。いつも登っている里山とは、植生も空気感も異なり、登山口から一歩足を踏み出しただけで気分は爽快です。標高1700m~2500mの山々は、本州中部では亜高山帯に分類されますが、下界とは別世界のそうした山を歩ける季節になった喜びを感ぜずにはいられません。芽吹いたばかりのカラマツの美しさは格別ですし、イワカガミやツガザクラといった可憐な高山植物が出迎えてくれる登山道は、珠玉の道といっても過言ではないでしょう。
 今年の夏山は「コロナ」の影響が深刻で、富士山では、山小屋のすべてが休業し、登山道も閉鎖ということですから、登山禁止と同じです。富士山に限らず、今シーズン休業する山小屋はかなりの数にのぼりそうで、例えば南アルプスでは長野県側の山小屋はすべて休業。八ヶ岳でも、主峰赤岳へのベースとなる赤岳鉱泉や行者小屋、赤岳頂上山荘など稜線上を含む6軒が営業しない方針だということです。一般登山者にとっては、入山困難な山域が多くなりそうですし、ルート選択を誤ると危険なことにもなりかねません。感染防止対策としては、やむを得ないことですが、寂しさと不安を禁じ得ません。
 日帰り登山が一般的でアクセスが容易な浅間連峰の場合、今夏は、登山者が増えそうな気がします。「密」になりすぎては困りますが、山歩きの好きな方には、ぜひコロナ禍で疲弊した心身をリフレッシュしてもらいたいもの。標高2202mの水ノ塔山山頂にて、この夏の登山の安全と「コロナ」退散を祈念したポン太とポン子でした。

 昨年秋の台風でアクセス道路が不通となって以来、久しぶりの高峰高原です。高峰温泉付近から見上げた水ノ塔山(右)~東籠ノ登山の稜線は登山意欲をそそります。
水ノ塔山から東籠ノ登山の稜線.JPG
 登山口には、「コロナ」を意識した「入山注意」の掲示がありました。「感染予防に配慮した救助活動は非常に困難です。ご理解ください。」と記されています。
高峰温泉からの登山口.JPG
 カラマツのまばゆいばかりの若葉の中を行く登山道は快適そのもの。
カラマツの新緑に染まる登山道.JPG
 カラマツの芽吹く姿は、美しくもあり、可愛くもありです。
カラマツの芽吹き.JPG
 振り返ってみた新緑の森と高峯山です。
新緑のカラマツと高峰山.JPG
 中腹まで登ると、可憐なイワカガミが出迎えてくれました。
イワカガミと稜線.JPG
 その名のとおり、岩を囲むように咲いていたイワカガミです。
DSCF1966.JPG
 可愛らしいツガザクラも群落をなして咲いていました。
ツガザクラの群落.JPG
 岩の間に咲いているツガザクラも可愛いですね。
花束のようなツガザクラ.JPG
 これはミツバオウレンでしょうか。
ミツバオウレン.JPG
 夏山の登山者を楽しませてくれるエーデルワイスもたくさん芽を出していました。
エーデルワイスお目覚め.JPG
 登るにつれて岩場の連続となりますが、このあたりも里山とは異なる面白さです。
岩場を登る.JPG
 岩の間から見下ろした新緑のカラマツ林の美しさ。これを見ないことには夏山は始まりません。
新緑の森のすばらしさ.JPG
 ホシガラスが木の上から新緑の森を眺めていました。君にも森の美しさがわかるのかな。
新緑の森を見下ろすホシガラス.JPG
 稜線が見えてきました。頂上まであと少しです。
DSCF2027.JPG
 頂上直下には大岩がごろごろしているところがあり、短足の我等にとっては乗り越えるのがちょっとつらい難所です。
頂上直下の岩場.JPG
 水ノ塔山の頂上からみた東籠ノ登山(右)と三方が峰(左)です。
東籠ノ登山と三方が峰.JPG
 ランチの後、夏山の安全とコロナ退散を祈念し、このポーズ。山の神様に通じたでしょうか。
山開き.JPG
 登山口にもどる途中に、こんなケルンがありましたので、同じことを祈念して石を二つ積み、「山開き」を終えました。
ケルン.JPG

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