可愛いお客様 -小鳥と蝶-

 わが家の木製のポストが、シジュウカラの巣づくりに占領されました。毎年、この時季になると、ポストの中にコケや枯れ枝などが大量に入っていることが多く、最初は子供のいたずらかと思い、すぐに取り除いていたのですが、小鳥の仕業であることがわかったことと、あんなに小さな身体で、せっせと運んだ労力を無にしてしまうのは忍びないと考え、今年はそのまま放置することにしました。
 いつ卵を産んだのかはわかりませんでしたが、気がつくとポストの中からピーピーと鳴く声が聞こえてきました。ヒナが誕生していたのです。虫をくわえた親鳥がひっきりなしに行き来しています。こちらが見ていると警戒して近くの木の枝に待機し、遠ざかると、さっとポストの中へ入り、あっという間に飛び去っていきます。その早業に目を見張ると同時に、危険を回避しつつしっかり子育てをしている姿には感動を覚えました。隙間からポストの中を覗いてみると、大きな口を開けて親鳥を待つ三羽のヒナの姿がありました。
 一方、このところ毎日収獲して食べているレタスに、見慣れぬ蝶が来ていました。夏の烏帽子岳などで見かける高山蝶のミヤマシロチョウに似ています。えっ、あの貴重な蝶がわが家へ?そんなはずはあるまいと、ネットで調べてみると、ミヤマシロチョウではなく、アゲハチョウの仲間のウスバシロチョウのようです。北方系の蝶で、低山や里に棲息しているそうですから、それならポン太の菜園に現れても不思議ではありません。ただ、年に1回しか卵から成虫に育たず、成虫をみることができるのは、初夏の1ヶ月間だけということなので、目にする機会が少ない蝶ではあります。
 新型ウイルスのような「迷惑な客」は困りますが、こうした可愛いお客様は大歓迎。お次は、しばらく見ていないホタルがやって来てくれないかと、密かに期待しているポン太です。


 これが巣作りの標的にされたポストです。ポン太の手造りですが、だいぶくたびれているので、小鳥に提供しても惜しくはありません。
巣箱と化したポスト.JPG
 虫をくわえた親鳥がやってきて様子を見ています。
虫をくわえたシジュウカラ.JPG
 中を覗くと、いましたいました。この写真で確認できるのは2羽ですが、もう一羽いました。
巣箱の中のヒナたち .JPG
 菜園に飛来したウスバシロチョウです。
ウスバシロチョウ.JPG
 長い時間ポン太の育てたレタスの葉にとまっていました。味が気に入ったのかも。
レタス畑のウスバシロチョウ.JPG
 当初、もしやと疑ったミヤマシロチョウはこちらです。昨年8月に烏帽子岳で撮影したものです。マツムシソウの花に2羽とまっていました。高山蝶らしい気品を感じました。
マツムシソウとミヤマシロチョウ.JPG

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この記事へのコメント

ギャラリー静河
2020年06月17日 15:09
居ながらにして、我が家でシジュウカラとウスバシロチョウを楽しむとは
何と贅沢な暮らしですね!!
やはり自然環境が豊な証左ですかね。
我が家でも、孟宗竹でシジュウカラの巣を作って待ち構えてみましたが
やっぱし都会のマンションでは難しそうです。
鄙の成長写真、面白そうですね!!
ポン太
2020年06月17日 18:50
 本当にわが家のポスト中でヒナを育てることができるのか、半信半疑でしたが、ヒナの写真を撮影した日の数日後、そっと覗いてみましたら、ヒナの姿はなく、巣だけが残されていました。今度はポストが「しじゅうカラ」になったわけです。だじゃれはともかく、無事に巣立ってくれたようで嬉しいですね。
 開発がすすみ住宅が増えたとはいえ、元は浅間山麓の原野ですから、野性の世界は身近です。珍しい動植物との出会いは、多少の不便さはあっても、田舎に住む楽しみの1つであるように思います。