軽井沢の「秘峰」風越山とレンゲショウマ

 信州でも新型コロナ感染者が増えており、古ダヌキの一員であるポン太としては、感染防止に気を配らないわけにはいきません。人混みを避けるということを、イロハのイと心得て行動しておりますが、ここ浅間山麓で、人出が多い場所はといえば、まず頭に浮かぶのは軽井沢です。そんなわけで、ここ半年ほど、軽井沢方面(散歩コースにもなっている追分地区は別)に足を運ぶことは1度もありませんでした。
 あまりにご無沙汰していると、様子を見に出かけたくなるのが人情、いやタヌキの野次馬根性です。夏のシーズンが終わった今なら、人も少なくなっているので大丈夫ではないかと考え、塩沢エリアの植物園に出かけてみることにしました。
 その近くでほかに散策できる場所はないかと、地形図を眺めると、植物園の西側、アイスパークの裏に小さな山があります。山名の記載はなく、三角点のマークと1014.7(m)いう数字が記されているだけ。山頂までの標高差が約80mという里山です。手元にあった軽井沢町の古いパンフレットで確かめると、そこには、風越山という立派な山名が記載されていました。今まで気に留めたことのない山でしたが、もしかしたら、今時登る人などめったにいない、軽井沢の「秘峰」かもしれません。これは登ってみる価値ありです。
 アイスパークのカーリング場裏が登山口になっていて、しっかりした標識もありました。しかし、その入口は草ボウボウ。果たして登れる状態なのかと心配になりましたが、山に入るとそれなりにしっかりした道がついていて、急登の部分はあるものの、約15分で山頂に達しました。展望はまったく期待していなかったのですが、樹間から三方向を望むことができ、里山としてはかなり良好です。山頂の石に埋め込まれていた四等三角点の標識も確認することができました。往復30分足らずの山歩きでしたが、軽井沢の「秘峰」初登頂はやはり嬉しいものです。
 次いで訪れた植物園では、可憐なレンゲショウマをはじめ、ミナヅキやヒゴタイ、オミナエシといった初秋の花を楽しむことができ、危険を冒して(?)軽井沢に出かけた甲斐がありました。

 地形図(上)と20年前のパンフレット(下)です。パンフレットには風越山の記載があります。すぐ隣に国際射撃場と記されていますが、その跡地が現在のアイスパークです。
風越山.jpg風越山地図001.jpg
 これが植物園の駐車場付近からみた風越山です。
植物園前から見た風越山.JPG
 風越山の麓にはオミナエシとススキの原が広がっていました。
風越山山麓のオミナエシ.JPG
 登山道の入口は草ボウボウで、本当に登れるのかと心配になりましたが・・・。
草ボウボウの登山口.JPG
 登り始めるとすぐ下に、アイスパークの400mリンクが見えました。
リンク.JPG
 山中の登山道は、思ったよりしっかりついていました。
登山道.JPG
 道端に、少しくたびれてはいましたが、フシグロセンノウが咲いていました。
フシグロセンノウ.JPG
 これはシラヤマギクでしょうか。あちらこちらに咲いていました。
シラヤマギク/風越山軽井沢.JPG
 ここが風越山の山頂です。石の祠が置かれていましたから、地域の人々の信仰の対象とされた山だったのでしょう。
風越山山頂.JPG
 山頂の石に三角点の標識が埋め込まれていました。
4等三角点標識.JPG
 山頂からは、プリンススキー場のある矢ヶ崎山がよく見えます。
山頂からみた矢ヶ崎山.JPG
 中軽井沢方面の眺めも良好です。
中軽井沢方面.JPG
 西側にはこのような農村風景が広がっていました。軽井沢と言えば避暑地・別荘地のイメージですが、農地も広く美味しい野菜の産地でもあるのです。
西側の眺望.JPG
 軽井沢町植物園で、いま一番の見ものは、このレンゲショウマ。花が蓮に、葉がサラシナショウマに似ているのでその名がついたそうですが、いつまでも眺めていたいような美しい花です。日本特産の1属1種。東京では御岳山に咲く花として有名ですが、御岳山の標高は929m、軽井沢町植物園はおよそ930mですから、同じような生育環境といえるかもしれません。
綺麗なレンゲショウマの花.JPG
 森の中でこんな見事な花が咲いているのを見たら、誰でも驚くのではないでしょうか。
レンゲショウマ.JPG
 白色のレンゲショウマもありました。
白花のレンゲショウマ.JPG
 まん丸のブルーの花が印象的なヒゴタイもたくさん咲いていました。西日本の山野に多く分布し、阿蘇山周辺の草原では元々自生していたそうですから、「ヒゴ」という名がついているのも頷けます。
ヒゴタイ.JPG
 園内の樹木の花で一番多く咲いていたのがこのミナヅキです。
ミナヅキ.JPG
 夏の名残のアサマキスゲもまだ少し咲いていました。
アサマキスゲ.JPG
 園内にもたくさんのオミナエシが咲いていて、秋の風情を感じます。
オミナエシ.JPG
 こちらは風越山西側エリアのそば畑。待望の新そばシーズンが間もなくやってきます。
そば畑.JPG

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