懐古園は錦秋なり

 浅間山麓の紅葉もいよいよ最終盤。今も「見頃」が続いているところは少なくなりましたが、その1つ、小諸の懐古園を訪ねてみました。ご承知のとおり、懐古園は日本百名城の1つにも選ばれている小諸城の跡です。今も残る石垣とその周囲を彩る紅葉の取り合わせは抜群で、毎年見ているにもかかわらず、園内に入った瞬間、「おお!いいね」という言葉が口をついて出てしまいます。今年は、とりわけ赤系の紅葉の色が鮮やかであるように感じました。
 懐古園の標高は660m前後ですから、ポン太の家より240mほど低く、紅葉の進み具合には、少なくとも一週間程度の時差があります。ちょうどわが家のまわりの紅葉が終わりかけたところで出かけましたので、まさにベストタイミングでした。
 小諸と言えば、文豪島崎藤村ゆかりの地です。されど、懐古園の紅葉のすばらしさに言及した文章や詩を、寡聞にして知りません。今は、信州屈指の紅葉名所となっている懐古園ですが、藤村が暮らしていた明治のころはそれほどでもなかったのか、あるいは紅葉など当たり前すぎてあえて取り上げるようなものではなかったのか。
 それはさておき、現代の懐古園の紅葉が「紅葉名所」の名に恥じぬ美しさであることは間違いありません。まだ間に合いますので、近くまで来られた方は、ぜひ足をむけられてはいかがでしょうか。

 入口の料金所付近から後方を振り返ってみた風景です。奥に見えるのが懐古園の象徴でもある三の門で、1765年(明和2年)に再建されたものということです。
期待高まる入口.JPG
 北丸跡と南丸跡の間を抜け、空堀の紅葉谷に架かる黒門橋へとむかいました。
黒門橋へ.JPG
 北丸跡には弓道場がありますが、紅葉越しに響く弓音には、城跡らしい風情を感じます。
紅葉の射場 (2).JPG
 黒門橋を渡った先の、石垣と紅葉です。ここから先は、紅葉尽くしと言ってもよいでしょう。
ワンちゃんも紅葉散歩.JPG
 ボリューム感のあるみごとな紅葉です。
ボリュームのある紅葉.JPG
 天守台の石垣と紅葉です。城跡ならではの景観に思わず見とれてしまいます。
石垣vs紅葉.JPG
 さらに進めばこの紅葉。まさに古城燃ゆといった感じがします。
古城燃える.JPG
 馬場跡の端にある東屋の紅葉は、まるでつくりもののようです。
東屋と紅葉.JPG
 最奥の水の手展望台からは千曲川を見下ろすことができます。懐古園の外の風景も見応えがあります。
千曲川.JPG
 空堀の役割を果たしている田切地形ですが、そこに架かる酔月橋付近の紅葉もなかなかのもの。
空堀の紅葉.JPG
 富士見展望台付近には、四海浪という茶店がありますが、そのまわりのモミジは、これ以上はないと思えるほどの赤紅葉です。
冷やしあめ/四海浪.JPG
 天守台の石垣の上はこのようでした。
天守の紅葉.JPG
 天守台から遊歩道を見下ろしたところです。
天守からみた紅葉.JPG
 こちらは本丸跡の紅葉。色彩の豊かさに魅了されます。
本丸の紅葉.JPG
 紅葉に囲まれた懐古神社脇の池です。
本丸の噴水.JPG
 園内のどこを見てもきれいな紅葉が目に入ってきます。こちらは絶妙なグラデーション状態の紅葉です。
見事なグラデーション.JPG
 十分満足して懐古園を後にしました。小諸駅前の「停車場ガーデン」の木々も紅葉しており、ポン太が注目している明治期の煉瓦造油庫(危険品庫・ランプ小屋)も、いつもより存在感が高まったように見えました。
紅葉の危険品庫.JPG

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント