平尾山の「新ルート」

 浅間山麓では、2月とは思えないような穏やかな日々が続いています。寒さが和らいでいるだけでなく、一番の不安材料であったコロナの感染拡大がなんとか収まり、信州全体でも、先週末には、4日連続新規感染者がゼロという状態になりました。浅間山の火山活動も沈静化しており、このまま本格的な春がやって来そうな気配です。といった文章を書いておりましたら、突然、船に乗っているような長い揺れを感じました。東日本大震災の時と同じような揺れ方でしたので、これはどこかで大きな地震が起きたのではないか、もしや首都直下型?と恐怖を覚えました。あわててテレビをつけると、震源は福島沖で津波の心配はないとのこと。土砂崩れや家屋の損傷はあったものの、人命が失われるような事態にならなかったのは幸いでした。
 さて、年初からポン太を悩ませていたのが、腰から足にかけての痛みです。山歩きを躊躇させる要因になっていたのですが、薬が効いたのか、今月に入るころからほとんど痛みを感じることがなくなりました。そうなると、体力の維持には運動が不可欠ですから、「マイ・マウンテン」の平尾山へと自然に足がむくことになります。
 同じ事のくり返しでは飽きてしまうので、従来の登山パターンを少し変えて、距離と高低差を増やしてみることにしました。すなわち、スタート地点を少し下げ、佐久平パーキングエリア近くの「みはらしの湯」駐車場から登り始めることにしたのです。すると、高低差が60mほどプラスされ、登頂に要する時間も10~15分ほど増すことになったのですが、それに比例して、山登りの達成感も増したような気がしました。
 途中のルートも少し変えてみました。暖かくなったとはいえ、登山道の一部には踏み固められた雪が氷盤と化しているところがあります。足を滑らせて転倒したら大変です。安全策としてアイゼンを装着した日もありました。そんな折り、山中で顔見知りになった方から、そのような箇所をパスできる尾根の上を歩いたらどうかとすすめられました。そこは整備された登山道ではなく、けもの道のようなルートですが、凍結箇所は全くなく、その点では安全です。急斜面をよじ登ったり、展望のよいやせ尾根をたどったりと、山歩きの面白さが味わえるようなところもあり、すっかりはまってしまいました。よく知っているつもりの山でも、まだまだ「開拓」の余地はあるものです。

 新たな出発点に選んだ、「みはらしの湯」駐車場から少し歩くと、パラダスキー場南ゲレンデの末端部に出ます。気の毒なぐらいスキー客は少なく、暖かな日が多いせいか、雪もやせ細っていました。
パラダ南ゲレンデ.JPG
 新たなルートの道端に、こんな標識を見つけました。浅間町というのは、佐久市が発足する前の、このエリアの町名です。1961年に、浅間町と東村、野沢町、中込町が合併して佐久市は誕生しました。歴史の痕跡を留めるこうした標識が残っているのを見ると、嬉しくなってしまいます。
浅間町の標識/平尾山公園.JPG
 尾根ルートその1。大きな石がごろごろしている急斜面を登ります。
DSCF7910.JPG
 やせ尾根を通過するところもあり、山歩きらしい気分を味わうことができます。
やせ尾根.JPG
 通常のルートには、このようなアイスバーンと化した箇所があります。見た目よりもずっと滑りやすく危険です。
凍った尾根道をアイゼンで下る.JPG
 アイゼンをつければ安全に通過することはできますが、着脱はいささか面倒です。
アイゼン装着.JPG
 尾根ルートその2への分岐点です。左が通常のルート、右手の山に直登するのが尾根ルートです。
尾根への分岐.JPG
 このような急登です。
急登.JPG
 すべりやすところもありますが、凍結路よりはましです。
尾根へのみち.JPG
 暖かくなったせいか、登山者も増えました。
賑わう頂上.JPG
 遠くの山が少し霞んでみえるのは、春になった証です。
春霞と北アルプス.JPG

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