お花見と鉄分補給

 鉄道好きにとって、本物の鉄道やその施設に触れる機会のない日々が続いていることは、すこぶる残念な状況です。コロナ禍さえなければと、恨み節のひとつも出るわけですが、重症化リスクの高い高齢者の一員としては、感染リスクを冒して遠方まで出かけるわけにはいきません。どこか近場で、鉄分を補給できるところはないかと考えていたところ、お隣の群馬県では桜が見頃というニュースが伝わってきました。碓氷峠を下りさえすれば、旧横川機関区の跡地を利用した「碓氷峠鉄道文化むら」があります。鉄道気分を味わえるだけでなく、今季初のお花見もできそうですから、これはまさに一石二鳥。平日であれば、人出を心配する必要もなさそうなので、出かけてみることにしました。
 狙いは的中しました。標高400m弱の横川駅周辺では、例年より1週間以上も早く、桜が満開になっていました。「碓氷峠鉄道文化むら」の保存車両群の中身は変わっていませんでしたが、桜の花に囲まれていると、やはり見栄えがします。アプト式時代の機関車や関連機材は、何度見ても懐かしさを禁じえません。アプト式廃止後も、横川~軽井沢間が国鉄の最急勾配区間であったことに変わりはなく、この区間専用の電気機関車(峠のシェルパ=EF63)や、同機関車と協調運転をすることにより、峠を上り下りしていた往年の特急車両にも、ノスタルジーを感じます。訪れる価値のある施設であることは間違いなく、この桜の季節は特におすすめといえるのではないでしょうか。
 桜を愛で、鉄分を補給して浅間山麓のわが家(標高約900m)にもどると、季節も3週間ほど逆もどりです。桜の「さ」の字もありませんが、庭のダンコウバイは満開となり、コブシも咲きはじめ、落ち葉の下からルバーブやギョウジャニンニクが顔をだしています。アンズの蕾も膨らんで、開花まであと一歩というところまで来ました。今年の桜の開花は、どこも記録的なはやさということですから、ここ浅間山麓でも、今月中旬には桜を楽しむことができるかもしれません。

 「碓氷峠鉄道文化むら」のエントランスです。後方の桜が満開となっていました。
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 桜を背にして今にも走り出しそうな189系の「あさま」号です。
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 保存車両も桜に包まれていました。
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 満開の桜を背に、峠のシェルパだったEF63と特急「あさま」号が並んでいました。何度もお世話になった車両ですから、懐かしくないわけはありません。
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 「碓氷峠鉄道文化むら」のお宝のひとつが、このアプト式電気機関車ED42です。アプト式の特徴である、ラックレール(歯軌条)と噛み合わせるための歯車を間近に見ることができます。
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 現役時代のFD42です。軽井沢方に1両、横川方に3両のED42を連結し、峠を上り下りしていました。(1963年8月7日、横川~軽井沢の中間にあった熊ノ平駅にて撮影)
熊の平を発車する311列車(ED427).jpg
 車両以外にこんな鉄道遺産もあります。これは横川駅の跨線橋を支えていた鋳鉄製の柱ですが、明治40年に鉄道作業局新橋工場で製造されたものです。
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 碓氷峠と直接の関係はありませんが、かつてのローカル線の主役だったディーゼルカー、キハ20です。桜とよく似合います。
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 こちらは運転体験ができるEF63の乗り場付近です。右隣の線路は、園内を一周する2フィートゲージの「あぷとくん」用のものです。
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 「あぷとくん」は、アプト式最初の電気機関車10000形を模したディーゼル機関車で運転されています。実はSLも存在するのですが、現在故障中で、その修理費用を捻出するためクラウドファンディングが行われています。
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 5インチゲージのミニSLも運転されていて、子供たちに大人気です。
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 SLと桜もまたよく似合います。
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 碓氷峠を越えて、わが家にもどるとダンコウバイが満開でした。
わが家のダンコウバイ.JPG
 アンズの蕾もここまで膨らんでいますから、開花はもう間もなくでしょう。
アンズの蕾膨らむ.JPG
 枯れ葉の中から顔を出したギョウジャニンニクです。昨年よりだいぶ株が増えたようです。
ギョウジャニンニク.JPG
 今年は季節の進み具合が早いようなので、3月下旬に家庭菜園を始動し、2日前にサニーレタスとリーフレタスを植えました。
レタスの植え付け.JPG

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