絶景とコマクサの黒斑山へ~ここから始まる夏山

  信州限定らしいのですが、テレビの気象情報に「夏山の明日のお天気」というコーナーが加わるようになると、本格的夏山シーズンの到来を実感します。「槍ヶ岳、曇りのち晴れ」「白馬岳、霧」などというフレーズに気分が高揚し、今夏はどの山に登ろうかと考えてしまうのです。されど、気持ちは高まっても、体力はすでに下降モードに入っており、登りたい山よりも登れる山を探すことになるのが現実です。
 いきなり標高差の大きな山にでかけるのは不安なので、まずは、近場の山で、身体を慣らす(試す)必要があります。ちょうど良いのが、2000m級の山が連なる浅間連峰。とりわけ、浅間山第一外輪山の最高峰である黒斑山(くろふやま2404m)は、登山口の車坂峠から2時間強で山頂に達することができるので最適です。
 黒斑山に登るのは、足慣らしのためだけではありません。浅間山の最高の展望台であり、外輪山や火口原の大景観を楽しむことができるからです。高山植物も豊富で、何度登っても飽きることはありません。
 先週末に登った際には、高山植物の女王、コマクサが咲いていました。下界では猛暑日となったところもあったようですが、黒斑山は、登山口の標高が2000m近いので、全コース暑さ知らず。吹き渡る天然クーラーの風を浴びた登山者たちは、口々に「持って帰りたいようだ」と言っていました。

登山口から1時間ほど登ると、可憐なコマクサが迎えてくれました。
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ゴゼンタチバナもたくさん咲いていました。その名は白山の最高峰である御前峰に由来するという高山植物です。
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ゴゼンタチバナに似ていますが、こちらはツマトリソウです
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最初のピークである槍ヶ鞘から見た「トーミの頭」。登山道がガレていて、黒斑山で一番の「難所」ですが、見た目ほど危険ではありません。本来なら右に浅間山を望める場所ですが、写真撮影時はガスで見えませんでした。
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切り立った岩峰の「トーミの頭(かしら)」。ここからの眺めはすばらしく、大勢の登山者で賑わっていました。
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トーミの頭からみた浅間山の外輪山と黒斑山山頂(左端)
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黒斑山の山頂に近づいたころ、ようやく姿をあらわした浅間山。下方に広がるのは火口原の湯ノ平です。
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黒斑山山頂の少し先には、ポン太とポン子お気に入りの、秘密のランチテラスがあります。この大展望を独占してのランチは格別。コーヒーをいれれば、標高2400mの極上カフェです。
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