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浅間山麓のブラタヌキ
ブログ紹介
浅間山麓に移り住んだタヌキのポン太のブログです。どんなタヌキかって?それはプロフィールをご覧下さい。
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高原野菜は畑もビューティフル

2017/06/24 23:17
 レタスやキャベツといった高原野菜がすくすくと育ち、直売所が賑わうようになりました。地元産の新鮮な野菜の味は格別ですが、整然とした野菜畑の景観もみごとで、思わず足を止めて眺めてしまいます。
 ポン太の小さな家庭菜園でもレタスを育てていますが、有り難いのは、寒冷地ゆえに害虫が比較的少なく、農薬を使わなくてもなんとかなること。極寒の冬があればこそ、こうした良いこともあるわけで、自然というのは実にうまくできているものだと、いつも感心しているポン太です。

 これぞ浅間山麓といった感じのレタス畑。御代田町の「ココラデ」というパン屋さんの裏側の風景です。確かに「ここらで」一休みしたくなりますね。左手奥に見えるのはしなの鉄道の列車です。
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軽井沢町追分のサニーレタスの畑です。色が濃く、観葉植物のようにも見えます。
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ポン太の菜園のサニーレタスです。土が悪いのであまり大きくはなりませんが、市販のものよりも葉が柔らかくて食べやすいです。
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森が元気をくれる

2017/06/20 13:40
 梅雨は鬱陶しい季節。ただでさえ気持ちが沈みがちになるのに、人間どもの「セイジ」の世界を見ていると背筋まで寒くなります。この先、言いたいことも自由に言えないばかりか、考えたり誰かに相談したりしただけで捜査対象となるような、息苦しい監視社会がやってくるやも……。一方では、「ある」ものを「みつからなかった」といい、「ある」ことがわかっても、関係者の喚問すらしないという、タヌキも顔負けのドロン術オンパレード。おっとっと、こんな不安や不満をもらしただけで、このブログも監視対象にされてしまうかも。
 人間どもの薄気味の悪い動きとは無関係に、水分をたっぷり補給された森の植物たちは、元気に育っています。この季節らしい、ツユクサやキショウブも咲き始めました。数年前に、菜園から掘り出した石を積み、石垣イチゴ風に植えたイチゴが、半ば野生化しつつもたくさん実をつけています。植えたわけでもない桑の木が大きく育って、その実が黒く熟し始めました。
 森の木や花を眺め、森の恵みを口にして、少し元気を取り戻したポン太でした。

梅雨の季節にふさわしい、その名もツユクサ。ありふれた花ですが、心がなごみます。
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緑の森の中でひときわ目立つキショウブ(黄菖蒲)。実は繁殖力の強い外来種で、駆除対象になっているところもある由。
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何も手をかけていないのに、毎年恵みをもたらしてくれる有り難いイチゴ。
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見た目はちょっとグロテスクな桑の実。赤味が増して、黒くなると食べ頃です。
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森の恵みを利用したデザート。プレーンヨーグルトに、イチゴと桑の実をトッピングしただけですが、見た目よりずっと美味しいですよ。
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中山道でブラタヌキ〜ポン太とポン子のずくなし道中記 その4

2017/06/17 11:09
<第5日目、6月18日> ちょっぴり昔の旅ガラス 荒川土手から熊谷、深谷へ

 梅雨の晴れ間を狙って中山道歩きを再開。前回は雨で気づかなかったのですが、「間の宿」であった吹上市街地も旧街道らしさが残っており、中山道関連の標柱もしっかり設置されていたので、本町から左に折れる旧道を迷わず進むことができました。
 高崎線を越えて荒川の土手に登ると、視界が一気に開けて、まさに気分爽快。「合羽からげて三度笠」の旅ガラスも、参勤交代の侍たちも、緑がどこまでも広がるこの風景に、さぞかし癒されたのではないでしょうか。荒川土手の快適な道を離れ、しばらく進むと熊谷の市街地です。ビルが建ち並ぶ中心部は、大宮同様、宿場町であったとはとうてい思えないような雰囲気でした。その先、国道17号とは別の旧道をたどる箇所は、中山道を歩いている気分になれましたが、国道に吸収されてしまっているところや、籠原付近のように新興住宅地の中に取り込まれてしまっているところは、ひたすら歩くだけといった感じで疲れました。熊谷宿は長谷川伸の代表作のひとつである『沓掛時次郎』の舞台ですが、歌の文句のような「追われガラスが流れて着いた、風の熊谷仮の宿・・」といった情景を思い浮かべるのはちょっと難しいですね。
 この日の到達点となった深谷はなかなか面白いところでした。宿場の手前の交差点には「見返りの松」、その先には宿の入口を示す常夜燈があり、宿場町に入っていくという気分になります。道沿いに見事な洋館をみつけましたが、何やらいわくありげでこれまた興味津々。深谷宿中心部の仲町に入り、本陣や脇本陣の跡を探して、「きん藤」という老舗旅館のご主人に話を伺うと、その旅館がかつての脇本陣で、その裏の路地に明治天皇御小休所の碑があることがわかりました。また、先ほど見た洋館は、昭和初期の不況時に職人救済のために地元の有力者が発注してつくらせたものであることも判明。
 深谷には東京駅の建設にも用いられた煉瓦の工場(日本煉瓦)があったことから、煉瓦造の建造物がたくさん残されています。宿場だった時代、近代化の時代、その両方を味わえるという点で、興味深い町だとポン太は思いました。

爽やかな風が吹き渡る荒川土手を行く。昔もこんな感じだったかなと思える風景です。
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熊谷宿本陣跡の碑。市街地のど真ん中で風情はまったくありませんが、バス停の上屋がちょっぴり歴史を感じさせてくれました。
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国道歩きの単調さにはうんざりですが、旧道に入るとそれなりの風情があり、元気がでてきます。
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深谷宿入口の常夜灯。クロスしている細い道は、日本煉瓦の工場に通じていた専用鉄道の廃線跡です。
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偶然みつけた謎の豪邸
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側壁が煉瓦の商店。深谷には煉瓦を使った建造物がたくさんあります。
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煉瓦の町深谷を象徴するのが、東京駅を模して建設された深谷駅。煉瓦はタイルですが、ほんものの煉瓦造のようにみえます。
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五無斎というすごい人がいた

2017/06/14 22:05
 直木賞作家の井出孫六氏の講演会があるというので、立科町へ出かけてきました。演題にある五無斎というのが何者であるのかも知らず、直木賞作家というネームバリューに惹かれて、ミーハー的に参加したというのが本当のところです。
 講演内容や会場のパネル展示から、五無斎(本名は保科百助)という人物が、明治元年生まれの教育者、地学(鉱物)研究者であり、亡くなってから百年以上も経つのに、いまも地元で慕われていることを知りました。これは、五無斎の先進性、ヒューマニズム、反骨精神、ユーモアのセンス、教育論等に、地域の人々が共感していることを意味します。
 五無斎は長野師範をビリで卒業したということですが、それは軍隊風の教育への反発心からのようですし、校長時代には差別的教育の除去に尽力し、その教育方針は徹底した実物主義であった由。本物に触れさせることで自発的な学習を促すという、いわゆる詰め込み教育とは正反対のものです。貧困故に中等教育を受けられない青少年のために塾を開設したり、小中高大学の授業料全廃を唱えたりもしたそうです。手取り足取り教育を非とする教育論は、あれもこれもと仕事を増やし、教員を過労死寸前に追い込んでいる教育界の現状に対する警鐘のようにも聞こえます。
 鉱物採集のために県内をくまなく歩いたそうですが、その風体は乞食同然。ある時、わらじがダメになり、買い求めようと店に寄ったところ、持ち合わせのお金がその代金に少し足りなかったそうです。そこで、おまけして欲しいと懇願したにもかかわらず、店主は拒否。そこでつくった狂歌が「おあしなし 草鞋なしには 歩けなし おまけなしとは お情けもなし」だったということです。五無斎という号の由来のようですが、皮肉まじりのユーモアのセンスはなかなかのもの。時代を超越したすごい人物を「発見」できた一日となりました。

講演会のチラシです。五無斎の写真が掲載されていますが、中央の教育者然とした姿は珍しいそうです。左側は鉱物採集の際のものだということですが、いろいろな話を聞いていると、こちらの方が五無斎のイメージにぴったりです。
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開会前の講演会場の様子。
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広々とした青田のむこうに浅間連峰の山並みを望む立科町。県歌『信濃の国』の歌詞に「古来山河の秀でたる 国は偉人のある習い」とありますが、この風景を眺めていると、本当にそうかもしれないと思ってしまいます。
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立科町を通り笠取峠へとむかう中山道です。街道は文化の通路でもあり、五無斎に何らかの影響を与えたかもしれません。
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ジャムは手作りが一番

2017/06/13 10:13
  浅間山麓の森の中での暮らしを始めてから、手作りするものが増えました。とくにジャムは100%手作り。季節毎に高品質の旬の材料が入手できるというのがその大きな理由です。それだけでなく、すべての原材料が目に見える形で把握でき、無添加無着色ですから、安全、安心です。糖分も控えめにしているので、ヘルシーでもあり、素材のピュアな味を楽しむことができるなど、いいことずくめといってよいでしょう。
 今の季節はルバーブが旬。材料のルバーブは、ポン太の森で育ったものを使いますから、正真正銘の自家製ジャムということができます。好みもあるでしょうが、独特の酸味があり、クセになる味です。

大きく育ったルバーブ
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収穫した茎の部分。
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下ごしらえをして一晩寝かせた状態。この先の手順は、ポン子が企業秘密だと主張しておりますので、お見せできません。何卒ご容赦ください。
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出来上がった今年最初のルバーブジャム。美味しいです。
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中山道でブラタヌキ〜ポン太とポン子のずくなし道中記 その3

2017/06/11 09:29
  <第4日目、6月6日> 雨ニモマケテ 風ニモマケテ やっと吹上

  箕田追分から中山道歩きを再開しました。沿道には一里塚跡や忍(おし)領境界石柱など、旧道らしいものがいくつか存在しており、それなりの面白さはあったのですが、何しろ朝から本降りの雨。歩いているうちに雨脚がいっそう強まり、風もでてきて、すっかり戦意を喪失。今日はもう吹上まででいいやということになりました。
 この日予約していた宿は碓氷峠の麓、横川駅近くの「東京屋」という旅館です。スタート当初、1日30km以上歩けるだろうと甘く考えていたことから、4日後には、碓氷峠の近くまで到達しているのではないかというのが、この宿を選んだ理由です。しかし、実際にはとんでもなく手前の吹上止まりとなってしまいました。キャンセルという選択肢もあったのですが、直前の連絡では申し訳ないと思い、結局、電車で横川へとむかいました。
 この判断は大正解でした。この宿の利用者の多くは、街道歩きや山歩きの人で、この日同宿した4人連れも街道歩きの大ベテラン。中山道はすでに踏破済みということで、貴重な体験談をいろいろ伺うことができたのです。特に印象に残ったのは、江戸時代からの旅籠で、今も営業しているという細久手宿(岐阜県)の大黒屋の話です。そこの女将のつくる食事がなんとも表現できないほど美味しいのだが、90歳近い高齢なので、はやく行かないと間に合わないかもしれないというのです。この話を聞き、これはもう遅くとも年内に細久手宿へ到達せねばなるまい。到達できた暁には、絶対そこに泊まろうと心に決めました。
 この翌日も激しい雨でしたので、中山道歩きの続行をあきらめ、一旦ねぐらに引き上げることにしたポン太とポン子でしたが、一日もはやい再開を念じたことはいうまでもありません。

箕田追分
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忍領境界石柱
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雨が激しくなったので先へ進むのをあきらめた吹上付近。電柱に掲げられていたこの小さな標識がなければ、本当に中山道なのか心配になるような道でした。
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ポン太とポン子の山開き

2017/06/09 09:44
 いよいよ登山シーズン到来。信州各地で、山開き(開山祭)の イベントが行われています。そんなニュースを聞いて、ポン太もポン子も高山の空気を吸いたくなりました。そこで出かけたのが、浅間連峰の一角にある標高2202mの水ノ塔(みずのと)山。岩場もありますので、それなりの足ごしらえは必要ですが、登山口の高峰温泉から僅か1時間余で山頂に立つことができるお手軽な山です。
 この水ノ塔山も含め、浅間連峰の山々は、展望の良さに加えて高山植物が豊富なので、何度登っても飽きません。他に登山者はおらず、すばらしい眺めを独占しつつ、持参したお茶で、プライベート開山祭を挙行したポン太とポン子でした。

芽吹いたばかりのカラマツの森は、まるで東山魁夷の絵のよう
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この日ポン太たちを待っていた高山植物は可愛いらしいイワカガミとツガザクラでした
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登山道から見上げた水ノ塔山山頂(右奥)と籠ノ登山へ続く稜線
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山頂からの眺めもよく、気分爽快。左の山は高峰山、正面奥に少し霞んで見えるのは蓼科・八ヶ岳です。
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そーらー大変だ

2017/06/08 09:53
  浅間山麓の夏は快適そのものです。下界が猛暑でも、森の中はひんやりしており、クーラーいらず。それが魅力でポン太もねぐらを移したようなものですが、このところちょっとした異変が起きています。樹木が広範囲に伐採され、何ができるのかと眺めていると、ソーラーパネルがずらりと並ぶケースが増えているのです。住民からは気温が上がりクーラーが必要になったという声も聞こえてきます。自然エネルギーの活用そのものには肯定的なポン太ですが、この現状をどう考えたらよいのでしょうか。
 涼風の供給源であり保水効果もある森をつぶし、そこでつくった電気でクーラー生活。ポン太のボケた頭でも、何かへんだと思わざるをえません。このような動きが野放図に拡大し、森の仲間たちが騒ぎだすようなことになれば、ポン太だって黙っているわけにはいかないでしょう。何?「共謀罪」法案とやらが成立したら、騒ぎを起こすような話にうなずいただけでも捕まる? タヌキがブタ箱へなんて、シャレにもなりません。そんな世の中になったら、もう森の中でフテ寝でもしているしかないか。あれっ、その森が危ないという話では・・。

 浅間サンライン沿いの大規模なソーラー発電所。
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 中山道脇のソーラー発電所。パネルが対峙している山は、蓼科・八ヶ岳連峰です。後ろを振り向けば、浅間山がちょっと困ったなという表情で噴煙をあげているように見えました。
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中山道でブラタヌキ〜ポン太とポン子のずくなし道中記 その2

2017/06/06 10:54
<第2日目、6月4日>暑さと疲れで遠く感じた上尾宿
 前日打ち切った浦和宿からスタートし、市街地の中をひたすら歩きました。前日の疲れが残っており、足が重いだけでなく、ごく普通の街中の道を歩いているといった感じで、モチベーションを保つのがしんどい1日でした。中山道歩きを京都から始めた場合、ラストに近いところがこんな感じでは、どうやって気分を盛り上げたらよいのでしょうか。日本橋スタートにしてよかったと思うポン太でした。

浦和宿 「中山道浦和宿」の標識は並んでいるものの、旧街道の雰囲気は感じられません。
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大宮宿 宿場だったことを意識する人など誰もいないような感じのビルの町です。「大宮宿」の標識も説明板も見当たりませんでした。
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埼玉新都市交通の加茂宮駅付近 左方が中山道(国道17号)ですが、本当に中山道なの?という感じです。
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上尾宿 宿場の中心エリアの「仲町」は、こぎれいな近代的な街並みになっていました。この日は北上尾駅付近まで歩きました。
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<第3日目、6月5日> 中山道らしさが出てきた桶川宿、鴻巣宿
 北上尾駅付近から、本日の中山道歩きをスタート。都会的雰囲気が薄れるにつれ、旧街道を歩いているという気分が増してきました。中山道6番目の宿である桶川は比較的小さな宿場ですが、戦災にあっていないということで、旅籠であった武村旅館や小林家住宅など、古い建物もかなり残っていました。ここまで通過してきた中では、最もかつての宿場町の趣が感じられる町でした。
桶川宿
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鴻巣宿 農閑期の副業としてひな人形づくりが行われきたという由来のある人形の町。今も沿道には人形店が並び、そのものずばり人形町というところには、観光施設「ひなの里」がありました。景観に配慮して残された土蔵の中庭が休憩所になっていて、とてもよい雰囲気です。しばらく休憩し、鴻巣宿本陣跡へと歩みをすすめました。鴻巣宿には古い建物はあまり残っていませんでしたが、高層建築物がないので、宿場町起源の町という雰囲気は十分感じられます。街角に張られた住居表示にそれぞれ町名の由来が記載されていて、町の歴史を大切にしていることもうかがえました。これはぜひ他の地域でも見習って欲しいことだとポン太は思います。
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鴻神社 鴻巣宿総鎮守の鴻神社前を通過し、加美というところで国道17号と分かれ旧道を進みました。それほど特徴のある道とはいえませんが、道端の古い道標に旧街道であることが感じられます。降り出した雨が次第に激しくなってきたので、箕田追分という標識のところで、本日の行程を打ち切り、中山道を離れて、北鴻巣駅へとむかいました。スタートして3日で、7番目の宿場の先まで、距離にして60km弱歩いたことになります。まあまあの成果と言ったところでしょうか。
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夏は来ぬ

2017/06/04 21:50
  浅間山麓の季節の変化はまさに疾風怒濤。1年のほぼ半分が冬、残りの半年に3つの季節があるようなものですから、変化のスピード感が違います。ついこの間まで桜を愛で、まばゆい新緑に酔っていたのに、あっという間に初夏となりました。

ポン太の森でもキスゲが咲き始め、夏が来たことを実感します。
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 野菊の一種のミヤコワスレが満開です。承久の乱に敗れて佐渡に流された順徳天皇が、この花に慰められて都恋しさを忘れたというのが、その名の由来とか。都会暮らしを忘れ、森の中でボケた生活を送っているポン太も癒されています。
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 いつも徘徊している御影用水の水辺にはアヤメが咲き、すっかり初夏の雰囲気です。
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中山道でブラタヌキ〜ポン太とポン子のずくなし道中記 その1

2017/06/03 21:48
  二年前のことになりますが、ポン太とポン子は、日本橋から京都三条大橋まで、中山道を踏破するという夢を実現しました。その記憶が薄れないうちに、この旅の様子をブログにアップしようと思います。
 中山道歩きを計画されている方や、中山道の今を知りたいという方の参考になれば幸いです。実際に歩いた季節に合わせる形ですすめてまいりたいと思いますので、長丁場になりますがぜひお付き合いください。
 当初は、昔の旅人と同じように、日本橋から三条大橋まで、一気に歩き通すことを考えました。しかし、現在でも宿泊が可能な宿場は少なく、何より体力が続かないのではという不安の方が大きかったので、区間を区切って何回かに分けて歩く方式をとることにしました。四国遍路でいうところの「区切り打ち」です。
 できるかぎり江戸時代の中山道(いわゆる旧道)を忠実にたどりたいと考え、事前にガイド類を熟読し地図で確認するなどしましたので、完璧かどうかはわかりませんが、往時の旅人と同じルートをたどることができたと思います。タヌキといえども、途中でドロンして乗り物を利用するなどというズルは、決していたしておりませんので御心配なく。

<第1日目、6月3日>日本橋から浦和宿へ
 
  めざせ京都三条大橋! 勇躍、日本橋を出立したポン太とポン子。この旅姿、都心のビル街ではかなり目立ったでしょうね。
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巣鴨地蔵通り商店街を行く。おりゃ、これが有名な赤パンツ屋か。見るだけでも元気が出そう。
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  中山道最初の宿場、板橋宿入口。宿場内に本陣などの古い建物はなく、細長い商店街に宿場の面影をわずかに感じるといったところ。
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板橋という名の由来となった石神井川の橋。なるほどと納得。
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  志村一里塚付近。自動車が激しく行き交う国道17号に合流してからは、中山道を歩いているという実感に乏しかったので、この一里塚は貴重。
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 戸田橋を渡り埼玉へ。昔は橋はなく、この少し下流側に渡船場がありました。今は新幹線が疾駆しており、百数十年でこの様変わりは、すごいことです。
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 日本橋から2番目の宿場、蕨宿。宿場であったことを意識した街づくりがなされていていい感じです。本陣跡には資料館があり、歩道には中山道69次の浮世絵のタイルが設置されていました。
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 浦和宿手前の調神社付近でなんと日没。ポン太もポン子も疲労度マックスで、予定した大宮まで歩くことを断念し、浦和から電車で予約済みの大宮のホテルへとむかうはめになりました。
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 正直甘くみていました。人の歩く速度は時速4kmといわれていますから、8時間で32km、そのぐらいは楽勝と思ったのですが……。休憩も必要ですし、面白そうなものがあれば見学する時間も必要です。短時間なら問題なく歩けますが、4〜5時間を越えると疲労度がどんどん増してきて、とても時速4kmをキープすることなどできません。平均すれば3kmがやっとといったところでしょうか。
 アスリートでもなく、特別身体を鍛えているわけでもない、普通のジイとバアが、何とか歩き通せる距離は1日25km(ちょうど日本橋から浦和宿までの距離)あたりが限界。1日目にしてそう悟ったポン太とポン子でした。
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アカシアの花に浮かれて

2017/06/01 23:33
 ポン太の森に甘い香りが漂いはじめました。その正体はアカシア(正確にはニセアカシア=ハリエンジュ)の花。この木は繁殖力旺盛なので、ほっておくと森全体を席巻してしまいます。それを食い止めようと大ナタを振るっているポン太ですが、鋭いトゲがあるため、何度も痛い目にあっています。森の厄介者といってもよいくらいです。ただし、花だけは別で、蜜がたくさんとれるので養蜂家には有り難い存在ですし、天ぷらにすればおいしく食べることもできます。ほの甘く香りが良いので、口の中で初夏の季節感を味わうことができるのです。
 「アカシアの雨にうたれて」しょぼくれている日もありますが、このところ「アカシアの花に浮かれて」天ぷらづくりに精をだしているポン太です。

アカシアの花に埋め尽くされてしまった集落(小諸市にて)
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食べ頃のアカシアの花  軸がついたまま天ぷらにします
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 出来上がったアカシアの花の天ぷら 蕎麦との相性も抜群
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「クラフトの聖地」松本

2017/05/30 16:02
  セイジオザワ(旧サイトウキネン)まつもとフェスティバルをはじめ、文化芸術系の催しが多く、文化都市の誉れ高い松本市。毎年5月に「あがたの森」で開催されるクラフトフェアは、全国の工芸作家にとって憧れの存在であり、「クラフトの聖地」とまで呼ばれているそうです。
 ポン太のかつての同僚であるO氏は、退職後に工芸作家に転身。ヤマブドウの蔓を用いた「松本奈川山葡萄籠工房 千三郎」を立ち上げました。今年は、「あがたの森」ではなく枡形広場(旧大手門跡)のミニクラフト展に出展というお話を伺い、久しぶりに松本へ出かけました。
 初めて拝見した山葡萄籠は、大変手の込んだもので、門外漢のポン太にも、熟練した技術とデザイン力を要するハイレベルな作品であることがわかりました。材料となる山葡萄のツルの確保自体が大変だということですので、希少価値もあります。
 退職後、以前の仕事とは全く異なる創作活動に取り組み、技術とセンスを磨き、高い評価を得るというのは、大変なことです。退職後の人生のすばらしいモデルを見たようで、元気をもらって帰ってきたポン太でした。

 「山葡萄籠工房 千三郎」の出展作品と作家御夫妻
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 歩きたくなるレトロな街並み(中町)
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定番ながら、いつ見ても美しい松本城
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浅間山麓スーパー大戦争

2017/05/28 22:53
 ポン太の買い物圏である御代田町、軽井沢町および佐久市北部エリアを舞台に、スーパー大戦争が勃発し、ポン太の家でもちょっとした話題になっています。
 この地域で最もブランド力があるスーパーは、何といっても小諸を創業の地とするツルヤです。高品質と品揃えの良さ、プライベートブランドが多いことで知られ、軽井沢店、御代田店は、別荘族や行楽客にも人気があります。そのツルヤに対して、御代田町には24時間営業のSEIYUがあり、軽井沢町では、つい先日、アルピコグループのデリシア(以前はマツヤでした)が開店。信州産のオリジナル商品を武器に攻勢をかけています。佐久市北部の佐久インター近くには、「毎日がお買い得」を標榜して全国展開しているイオン系列のザ・ビッグがあり、平尾山の麓には、昨年、レタス産地として知られる川上村生まれのスーパー、ナナーズが開店しました。新鮮野菜をウリに、これまた攻勢をかけています。
 人口密度が高いとはいえない浅間山麓に、大きなスーパーがこれだけ勢揃いすれば、激戦は必至。新聞の折り込み広告の頻度と内容がその激しさを物語っています。
 ホンモノの戦争やそれを招き寄せるような動きには大反対のポン太ですが、良い物が安く手に入るのであれば、この「戦争」の継続には大賛成。敗者がでない程度にがんばってもらえれば、などと虫のいいことを考えてしまうポン太でした。

ツルヤ御代田店 軽井沢店ほど混雑しておらず、買い物がしやすいので、いつもお世話になっています。
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ナナーズ安原店 田んぼの中にあり、夕焼けが美しかったので思わずカメラをむけてしまいました。
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いきつけの山

2017/05/26 00:11
  いきつけの店ならぬいきつけの山というのがポン太にはあります。かつて、多摩をねぐらにしていたころは、裏高尾の景信山によく出かけました。少なくとも300回以上登っていると思います。浅間山麓にねぐらを移してからは、佐久市の北端に位置する平尾山(1155m)がいきつけの山となりました。
 登山口までのアクセスが容易な上に、わずか1時間程歩を進めるだけで、実に眺望の良い山頂に到達します。急坂が連続する「忍耐の小径」と称するルートもあり、高山に登る前のトレーニングにも役立つので、出かける回数が増えるというわけです。四季を通じて気持ちよく歩ける山ですが、とりわけ素晴らしいのが今の季節。実はこの山、ヤマツツジの隠れた名所といっても良いのではとポン太は思っています。公園のツツジのように密集しているわけではなく、新緑の大海に赤い絵の具を少しふりまいたような自然な感じが好ましく、二日連続で徘徊してしまいました。

ヤマツツジに彩られた登山道
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咲き始めたヤマツツジを見ながら
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クマに注意することはもちろんですが、この看板のクマはちょっと怖すぎて、入山意欲を失う人がでそう。されど、ポン太は一度もクマに遭遇したことはありませんので、あまり臆病にならずにどうぞ。
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森は生きている

2017/05/23 10:26
  昔、学校の芸術鑑賞会で、「森は生きている」という劇をみた記憶があります。演劇など全く興味が無く、ダルい行事だと思いつつ会場のホールに足を運んだのですが、始まってしばらくするとすっかり舞台にひき込まれてしまい、こんなに面白いものをそれまで知らずにいたのが惜しいような気がしました。
 ポン太の森も劇場と同じで、日々変化するその様子を見ているだけでワクワクするようなところがあります。浅間山麓にやってくるまで、山野草や森の樹木に興味をもつことがなかったのがウソのようで、植物図鑑を手にする日が多くなりました。人間、いやタヌキといえども、何事も体験が大事だと、いまさらながら悟ったポン太でした。
 今、ポン太の森に咲いている花の中で、最近まで知らなかったものや、あまり一般的ではなさそうなものをとりあげてみます。

 フデリンドウ いつのまにか群落をつくり、森の斜面が紫の絵の具を散らしたようになっていました。
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ホタルカズラ 瑠璃色をした小さな星形の花ですが、トワイライトの森の中でみると、蛍光色のようでもあり、ホタルを連想してこの名がついたのもうなずけます。昔、染料に用いられたムラサキの仲間とか。
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 クマガイソウ これは伊那に住むポン子の友人から株をわけてもらったものですが、自然条件があうのか、見事に定着し、どんどんその数を増やしています。調べてみたら、なんと絶滅危惧種とか。ポン太の森の最高級の「お宝」かもしれません。
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 ツリバナ 最後は樹木の花です。あまりに小さいので見過ごしてしまいがちですが、よくみるとなかなか可愛い花です。ポン太の森にはたくさん自生しており、下の写真のように赤い実がくす玉のようにはじけるところも面白いですし、秋の紅葉もきれいです。
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野性の王国

2017/05/22 10:48
 ポン太の森やその周辺には、野生動物が多数生息しており、遭遇することも稀ではありません。ただし、相手は野性ですから、ふいに現れるという感じで、カメラを取り出している間に姿を消してしまいます。それでも、なんとか間に合ってカメラに収まった森の仲間たちをご紹介しましょう。このほか、キツネやリス、ヤマネ、ニホンジカ、ハクビシンなどと出会ったことがあり、そんな時はちょっとラッキーという気分になります。
 アンラッキーなのはクマとの遭遇。ポン太は幸いにして1度もありませんが、ある知人夫妻は、浅間山南麓の石尊山の登山道で、「クマにやられた」と血だらけになって下りてくる人に出会い、登山の続行を断念したとのこと。万一の際は、決して逃げる姿勢をみせず、大きく手を振りながら後ずさりするのが一番、ということですが、慌てずにそんなことができるのでしょうか。突然、タヌキの姿に変身し、クマが驚いて腰を抜かしている間に逃げ去る。タヌキ得意のドロン術。それこそできるわけないか。

 高い山でも里山でもよく見かけるのがニホンカモシカ。天然記念物ですが、ポン太にとっては遭遇率の最も高い野性動物です。あるとき、誰かに見られているような気がして振り向くと、10mほど高い位置からずっとこちらの動きを目で追っていたのはカモシカでした。ポン子もカモシカとの遭遇を喜んでおり、「カモちゃん今日は出てこないわね」などとすっかり友達気分です。
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 樹木がざわざわしているので見上げるとサルの群れが遊んでいました。
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 山からドタドタ下りてきたイノシシ。このときは子連れではありませんでしたが、何匹もの子(うり坊)を引き連れたイノシシが目の前を通過した際には、さすがにドキッとしました。
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 ポン太の森にあらわれたお仲間です。むこうは仲間とは思っていないでしょうが、日当たりのよい草地で、しばらくくつろいでいました。
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 鳥類で最も親しいのがキジ。散歩中にもよくその姿をみかけますし、「ケンケン」と鳴く声を聞かない日はないほどです。ちなみにキジは日本の国鳥。桃太郎でもおなじみですが、昔はおそらく日本中に当たり前のようにいた鳥なのでしょうね。
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ズミ

2017/05/20 22:48
 標高の高いエリアでも、さすがに桜の話題は少なくなりましたが、新緑の森の中で桜に似た花を咲かせている樹木があります。ポン太は以前、温泉の露天風呂に浸かっていたとき、裏山に咲くその花がみごとだったので、従業員の方に「まだ桜が咲いていているのですね」と言いましたら、「あれはズミですよ」と笑われてしまいました。遠目には桜にみえるズミ。それ以来気をつけてみていると、あちらこちらにその木があります。リンゴの花に似て、咲き始めはとても可愛らしいので調べてみたところ、バラ科リンゴ属の1種であることがわかりました。小梨とも呼ぶそうで、上高地には小梨平というキャンプ地があります。すっかりズミのファンになり、今ではズミが咲いているのをみつけると、ズミだズミだと騒いで、ひんしゅくを買っているポン太です。
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ズミのつぼみ
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注文の多い湯屋

2017/05/17 20:53
 浅間山麓の御代田町には、肌に卓効ありとされ、ポン子が化粧水のようだと絶賛している大谷地鉱泉があります。川端康成も訪れたことがあるという歴史の古い入浴施設ですが、冷鉱泉を沸かしているため、湯舟は小さく、数人でいっぱいになってしまいます。
 脱衣場の張り紙に、「石けんなどで身体を洗ってから入る。湯が熱いので、2、3度お湯をかけてから入る、湯舟の中で身体をこすらない・・云々」といったことが書いてありました。身体の汚れを落としてから湯舟に入るのは常識ですが、「石けんなどで」とまで細かな指示があるのは珍しいですね。身体にお湯をかけただけで湯舟に入ろうとした人が、常連さんに叱られていました。
 湯温は確かに高く、5分と入っていられません。されど、泉質はすばらしく、湯上がりの肌はサラサラ状態。「注文の多い湯屋」だけに、このあと食べられてしまうのではと、恐る恐るまわりを見回したポン太でしたが、襲ってきそうな獣はおらず、爽やかな山の風が、火照った身体をやさしく包んでくれました。

入口の看板。見落とさないように注意が必要。
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浅間山を背にした大谷地鉱泉。左が浴室のある新館。
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大谷地鉱泉付近の畑です。浅間山の雪はほとんど消え、整然と植えられたキャベツの苗が育ち始めています。
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94歳のコンサート

2017/05/15 21:17
 長野は全国1の長寿県ということもあり、ポン太より一世代ぐらい上の高齢者が、各方面で元気に活躍されている姿を見ることは、稀ではありません。されど、偶然目にしたチラシに、「94歳の終末期高齢者の朗読とピアノ弾き語りのコラボ」と記されていたのにはさすがに驚きました。どんなコンサートなのかと興味が湧き、ポン子と一緒にその会場である軽井沢の大賀ホールへ出かけました。
 入口でいただいたパンフレットには、「ズブの素人の懲りない爺さんの、原始人の音楽会」とあります。演奏者の村岡清一氏は、奥様に先立たれ、一人暮らしとなった後もチャレンジ精神を失わず、81歳からピアノを習い始め、朗読サークルにも参加された由。それで、音楽と朗読のコラボというコンサートとなったわけですが、実際には後者の方がメインの構成でした。
 背筋をピンと伸ばして大きな声で語る姿はとても94歳には見えません。「怒りの葡萄」を朗読した後、それを取り上げた理由として、この小説が描いた「難民の苦難」は、昔話ではなく、正に現在の世界の問題であるからだ、と述べていたのが印象に残りました。老いてなお世界に目をむけ、考え、厳しい状況にある人々に思いをいたす。その姿勢はポン太も見習わねばと思いました。
 ピアノ演奏(全部弾き語りという形でしたが)の方は、上手下手という範疇では語れないものでした。挑戦し続ける気迫。ポン太が同じ年齢に到達できたとして、果たしてそのような精神を持ち続けられるのか。せめてスタミナだけでもつけておかねばと、帰路、スーパーで少し多めに肉を買い求めたポン太でした。

演奏会のチラシ
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会場の大賀ホール。こんな素敵なホールで、いつかポン太も演奏してみたいもの。何を演奏するのかって?それはもちろん「証城寺の狸囃子」です。
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演奏中の村岡氏
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童謡・唱歌の風景

2017/05/14 09:05
 信州は広く標高差も大きいので、出かける場所によっては、季節がいったりきたりする感じがします。
 水芭蕉が見頃になったという情報を得て、2年ぶりに斑尾高原にでかけました。豪雪地帯だけに、5月半ばでもまだ雪がかなり残っており、木々の芽吹きもようやく始まったばかり。雪解け水の中にたくさんの水芭蕉が顔をだしており、その可憐な姿に、古ダヌキのポン太ですら、胸がキュンとなってしまいました。場所は違いますが、「水芭蕉の花が咲いている、夢みて咲いている水のほとり・・」と歌いたくなりますね。
 山を下ると飯山です。千曲川沿いの一帯では菜の花が満開。遠くの山が少し霞んだこの風景をみれば、今度は「菜の花畑に入り日薄れ・・・」と口ずさみたくなります。山裾の集落の佇まいは、これぞ「ザ・日本のふるさと」。頭の中を「うさぎ追いしかの山・・・」のメロディーが駆け巡り、すっかり童謡・唱歌の世界にはまってしまったポン太でした。

木道沿いに咲くリュウキンカ(手前の黄色い花)と水芭蕉
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沼ノ原湿原の水芭蕉
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桜とコラボ
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飯山の菜の花畑と千曲川
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「故郷」の風景
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開拓が育んだ美景

2017/05/13 10:03
 火山灰地である浅間山麓一帯は、かつては原野の広がる不毛の土地でした。江戸時代の初期に小諸藩の柏木小右衛門という人物が、千ヶ滝(軽井沢町)から御影新田(小諸市)に至る用水路を切り開いたということですが、それを改修し発展させた施設が軽井沢町の追分にあります。県営の事業として1971年に竣工した千ヶ滝湯川用水温水路です。水温を上昇させるために、大きく幅を広げた水路の周辺は、まるでヨーロッパの田舎を思わせる景観で、ポン太も頻繁に徘徊しています。
 用水路の南側は御代田町になりますが、そこには、戦後間もないころに開拓に入った人々が形成した集落があります。冬は氷点下20度にもなる酷寒の地。重機もない時代の開墾作業の困難さは、筆舌に尽くしがたいものであったに違いありません。ポン太の小さな家庭菜園ですら、焼け石だらけで閉口するほどですから。
 この集落の道沿いには桜をはじめ様々な花木が植えられていて、今の季節は花回廊のような美しさです。厳しい開拓の最中にも、このような配慮を忘れなかった人々の心根の優しさを思うと、だまって通り抜けてしまうのが、申し訳ないような気がするポン太でした。

温水路周辺の景観はまるで外国のよう
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開拓村の「花回廊」。今は八重桜が満開ですが、2週間前はソメイヨシノや枝垂れ桜がみごとでした。
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軽井沢の魅力はウォーキングにあり

2017/05/11 20:56
  軽井沢は言わずと知れた日本を代表する避暑地・保養地。上品なイメージがある一方、「軽井沢値段」という言葉もあるくらいで、内容に比して割高なお店も少なくありません。それでもこの町が魅力を失わないのは、すべてを包み込んでしまう圧倒的な緑のパワーが存在するからでしょう。街なのに森の中。ただの散歩が、これほど心地よく感じられる町は他にはありません。
 体力づくりも兼ねて、ポン太とポン子が、時折徘徊しているのは、碓氷峠に通じる遊歩道です。吊り橋を渡り、緑のトンネルの中を登ることおよそ1時間。そこには、関東平野一望の絶景見晴台が待っています。
 快適な遊歩道ですが、クマさんにだけは出会いたくないもの。ポン子は以前、この道で小熊に遭遇したことがあり、当地のウォーキングには、鈴が必携です。

 遊歩道入口のクマ注意の看板。無視してはいけません。
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 遊歩道の吊り橋
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 樹間を縫うように登っていく快適な遊歩道
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 開放感あふれる見晴台。手前に見えるのは妙義山です。
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大和ごころ

2017/05/07 09:30
 浅間山麓一帯の芽吹きは一気に進み、森全体が淡い緑のベールをかけたようになりました。人里のソメイヨシノと入れ替わるように、新緑の森の中ではヤマザクラが満開です。花の密度が低く、葉も同時にでてしまうので、いわゆるお花見といった浮かれた気分にはなりませんが、森の中で人知れず楚々と咲くこのヤマザクラこそ、日本古来の桜の風情かもしれません。宣長が「大和ごころ」と詠んだのも、むべなるかなと思うポン太でした。
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 山桜を見て思い出したのが陸郷(池田町)です。そこは、長野から松本へむかう国道19号沿いの生坂村下生野から2キロほど西方に入った山里。鳥がついばんで種を運んだといわれる山桜が散在し、パッチワークのような眺望を楽しむことができるのです。浅間山麓からは少し遠いのですが、ポン太おすすめの場所なので、一昨年の写真ですが、アップしておくことにします。
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リンゴの花ほころび

2017/05/04 21:00
 いま、浅間山の周辺では、果樹の花が盛りをむかえています。春は目で味わい、秋には口で味わう。果物を二度味わうことができるのは、産地ならではです。ポン太がしばしば徘徊している平尾山の山麓(上信越道佐久平PA付近)は、「平尾桃源郷」とも呼ばれる桃の里。ピンクの花の海に浮かぶ浅間山の眺めは、なかなかの絶景です。
 ポン太の森でも、数年前に植えたリンゴの花が咲き始めました。花の色は白ですが、ほころび始めのころは薄いピンク色でなんとも可愛らしく、思わず「リンゴの花ほころび川面に霞み立ち・・」と口ずさんでしまいました。やっぱりオイラは古ダヌキかな。
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芽吹きラッシュ

2017/05/03 11:10
  ゴールデンウィークに入り浅間山麓も賑やかになりました。軽井沢などは車の渋滞で、町内へ入ることすら大変ですし、有名スポットは人また人。
 ポン太の森やその周辺も賑やかになりましたが、こちらは人ではなく、芽吹きラッシュの賑やかさです。その主役といってもよいのがカラマツ。まことに可愛らしい芽吹きで、いつも癒されます。満開の桜とのコラボも高原ならではの美景。
 森の中には、おいしい芽吹きもあります。山菜の王様といわれるタラの芽。うっかり手をだすと、鋭いトゲで痛い目にあいますが、分厚いゴム手袋を用意すれば大丈夫。しっかりゲットし、舌鼓も腹鼓も打ったポン太でした。  
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街道を登る桜

2017/04/30 10:03
  旧街道には、なんともいえぬ風情があります。そんじょそこらのただの道とは異なり、そこを行き来した無数の旅人たちの思いが染み込んでいるような気がするからです。
 浅間山麓の旧街道といえば中山道です。軽井沢、沓掛(現在の中軽井沢)、追分は、かつては浅間三宿とよばれて賑わっていました。追分宿はその名のとおり、北国街道との分岐点で、標高約1000mと中山道の宿場の中で最高所に位置しています。その先は、小田井宿を経て佐久平の岩村田宿へと下っていくのですが、岩村田宿の標高は約700mですから、この間の高低差はおよそ300m。江戸をめざす旅人たちが、汗をふきふき登ったであろうこの高低差を、桜の花はゆっくり時間をかけて登ってきます。先週末には、ついに追分宿でも桜が開花し、桜の街道登りも完結。なぜか、お疲れ様と言いたくなってしまったポン太でした。

小田井宿本陣の桜 旅籠がたった5軒しかなかったという小さな宿場ですが、往時の雰囲気をよく留めています。
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蓼科山を背に 小田井宿の少し追分宿寄りには、こんな風景が広がります。
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御代田の一里塚 江戸から40番目の一里塚です。道筋が少し変わったことで、今は畑の中に東西一対の塚があります。
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追分宿でも桜が開花 道の曲がり具合も風情があります
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森の目覚め

2017/04/28 08:14
 このところ桜に浮かれてあちこち徘徊していたポン太でしたが、ねぐらにしている森をよく眺めてみると、様々な嬉しい変化が起きていました。岩の隙間には可憐なスミレが背をいっぱいに伸ばして咲いており、枯れ葉の下からはヒトリシズカが顔をだしています。名前どおりの形をしたイカリソウのピンクの花はすでに盛り。いずれも目を凝らさないと見過ごしてしまいそうな小さな植物ですが、森の力強い目覚めを感じます。
 樹木の花で、ダンコウバイ、コブシに次いで咲いたのはアンズ。まだ若い木なので、花の数はそう多くはないのですが、実を結んでくれれば、ポン太の口にも入るはず。今年はいくつ食べられるかなと、捕らぬ狸の皮算用。おっと、これはタヌキが口にしてはならぬ禁句でした。
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さくら協奏曲第3楽章 長野牧場

2017/04/26 22:05
 ポン太の森のような標高の高いところを除き、信州の桜もいよいよフィナーレ。数あるお花見スポットの中で、ここだけは外せないというポン太お気に入りの場所があります。それは佐久市内にある長野牧場(正式名称は、独立行政法人・家畜改良センター茨城牧場長野支場)です。元々は、日露戦争後、軍馬の改良を目的として設置された国立の種馬所でしたが、今は山羊の育種改良に力を入れています。可愛い子山羊をたくさん見ることができるので、子連れファミリーに大人気。
 ポン太にとって嬉しいのは、青草にごろんと寝転んで、誰にも邪魔されずに心ゆくまで花を眺めていられることです。周辺に広がる牧草地は広大で、北海道に来ているのではないかと錯覚してしまうほど。ランチをたらふく食べ、ごろごろしていると、あまりの心地よさにウトウト。これはタヌキ寝入りではありません。
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桜色の車窓

2017/04/25 22:13
 桜ネタばかりでなんだと思われるかもしれませんが、この季節、もっともインパクトがあるのはやはり桜。桜が咲くと、それまでのくすんだ景色が一変し、まるで魔法をみているような気さえします。とりわけ、長い冬を耐えてきた山国では、一気に気分が解放され、もう舞い上がってしまいそう。ポン太もドローン状態といいたいところですが、やっぱり得意ワザはドローンではなくドロンかな。
 さて、桜といえば、列車の車窓から眺める桜というのも、なかなか良いものです。瞬時に過ぎ去ってしまうことで、わーきれい、ここはどこ、とかえって印象に残ったりもします。高原列車として知られる小海線の車窓を彩る桜を追ってみました。

乙女駅付近 しなの鉄道が並走していますが、駅があるのは小海線だけ。
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三岡駅 
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美里駅付近 後方の山は八ヶ岳です。
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八千穂(やちほ)駅 
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さくら協奏曲第2楽章 懐古園(小諸城址)の夜桜

2017/04/24 08:53
 小諸の懐古園(小諸城址)は、東信地方でも1、2を争う桜の名所です。夜桜も見応えありということで、ポン太も徘徊に及びました。桜はライトアップされていましたが、足元を照らす照明はほとんど無く、黒々とした大地に浮かび上がるピンクの海のような情景はまさに幻想的。とりわけ、花の色合いと枝振りの良さに見とれてしまったのが、コモロヤエベニシダレ(小諸八重紅枝垂)です。あまりに長い名前なので、ポン太の脳みそでは覚えていられそうもないのですが、当地の固有種とのこと。
 かつての馬場にあたるところが園内で一番広い桜の園になっていて、花見の宴を催しているグループもいました。しかし、歌舞音曲はもちろん話し声さえ聞こえてきません。黙々と食べ、飲みといった感じです。懐古園に向かう道路上の表示では、5度という気温でしたから、それから少し時間がたってもっと下がっているかもしれません。山国の夜桜の宴は耐寒訓練と心得よ、ですかね。温かな汁物が欲しくなると思いますが、タヌキ汁だけはご勘弁を。 
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照明に浮かび上がったコモロヤエベニシダレ
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さくら咲く咲く佐久平

2017/04/22 18:41
 ポン太の森から少し下ると佐久平です。標高700m前後のその一帯が、今、桜の季節をむかえています。ちょっと変わった桜の名所を徘徊してきましたので、ご紹介しましょう。

《五稜郭の桜》
 五稜郭といえば誰しも函館を思い浮かべるでしょうが、ここ佐久では龍岡城のことです。星形をした西洋式の城郭をもつ城は、全国的にみても函館とここの二つしかありません。田野口藩(龍岡藩)最後の藩主であっった松平 乗謨(まつだいら のりかた)が築城したもので、函館の五稜郭の4年後、1867年に竣工したそうです。スケールは函館の4分の1というミニサイズながら、幾何学的なお堀と桜が織りなす風情は函館に劣りません。
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《ヘルシーな桜》
 ここは公園?いえ、病院です。佐久総合病院医療センター内の桜も満開。病院でお花見ってちょっと違和感がありますが、桜のボリュームはなかなかのもの。敷地内を一周する1キロのジョギングコースが設けられており、花の下を走るもよし、ウォーキングするもよしといった感じです。ところどころにアスレチック器具が設置されているので、ここで健康増進をはかれば、病院は用なしです。でもここは病院の敷地内ですよね。この病院を育てた若月俊一医師は「予防は治療に勝る」をモットーにしていたと聞いて、ポン太も納得。桜に浮かれて何周もしてしまいました。
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《ロケットを見守る桜》
 桜のかげに潜むはテポドン、それともノドン。いえいえ、そんな物騒なものではなく、ロケット形の展望塔です。佐久市臼田地区にある稲荷山公園というところですが、最上部からの眺めは抜群。足元の桜と千曲川、その先には雄大な浅間山、これぞザ・佐久といった感じです。
 それにしても、ロケットをみると上記のような連想をしてしまう世の中はいやですね。どうしてこうも人間どもは争いごとが好きなのか。K委員長も、T大統領も、そのとりまき連中も、肩書きは立派でも、言っていることはヤクザと同じ。「ガンをつけたな、オレ様の力をなめんなよ」と。
 化かし化かされ、最後はお互いお腹を叩いて大笑いするのがタヌキ流。麗しい桜を眺めながら、そのようにまいらぬものかと思うポン太でした。
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コブシにコブされ

2017/04/19 11:46
伊那への小さな旅からもどると、コブシが開花していました。芽吹きにはまだ少し間がある森の中に、純白のその花が凛として咲く姿をみると、さあ春だ、おまえも元気に活動しろよ、といわれているような気がします。まさに高原の迎春花。朝からこぶしに鼓舞されて、このブログをアップしたポン太でした。
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天下第一の桜と最強パワースポット

2017/04/18 11:07
 山国信州で平らなところといえば盆地。県歌『信濃の国』には、「松本 伊那 佐久 善光寺、四つの平は肥沃の地」とあります。先週末、その四大盆地の一つ、伊那(伊那谷)へでかけてきました。ポン太の連れ合い(ポン子)の古い友人であるKさんのお宅にお邪魔し、Kさん御夫妻に、桜の名所高遠やパワースポットして注目されている分杭峠などを案内していただいたというわけです。
《高遠の桜にハズレなし》
 さて、その高遠の桜ですが、今年は例年より開花が遅く、まだ三分から五分咲きといったところでした。それでは不満足かといえばそんなことはありません。高遠の桜はソメイヨシノではなく、花弁が小さく、赤みの強いコヒガンザクラという種類です。咲き始めのころは、よりいっそう赤みを感じるので、遠目では、満開時よりも艶やかな印象すら受けます。城址全体を覆い尽くす桜のボリュームも圧巻ですが、花の後に連なる雪山、中央アルプス(木曽山脈)とのコラボこそ、他では味わえない絶景といえましょう。まさに天下第一の桜であると、ポン太も思います。
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《分杭峠の怪》
 高遠から南へ車で30分、さらに、シャトルバスに乗り継いで15分ほど行った先にあるのが、海抜1424mの分杭峠です。沿道にはまだ雪が残っていました。そこは、中央構造線とよばれる大断層に沿った場所です。地球の+−の磁気が相殺された「ゼロ磁場」になっているとされ、100mほど下ったところには、気場とよばれる癒やしの場所があります。そこに座っていると心身が活性化され、元気がもらえる由。ポン子は何か感じるものがあり、身体がすっきりしたといいますが、ポン太は何も感じませんでした。ところが、あら不思議、シャトルバスの発着場で地面に手をかざすと、わずかに指の縁あたりがプルプルしたような気がしました。それはポン子や周りからいわれたからそう感じたのか、それとも・・。ただし、「ゼロ磁場」は科学的に解明されているものではないということです。
 ポン太は心霊現象とか超能力といったものは全く信じないタイプで、信じているのはタヌキが化けるということだけ。それはそうでしょう。自分自身が人間に化けているわけですし、世の中、とりわけポリティカルなところには、タヌキおやじ(最近はタヌキおばさんも)がウヨウヨしていますから。
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《箕輪町郷土博物館の「お宝」》
 Kさんのお宅があるのは上伊那郡箕輪町です。鉄道好きには、かつて伊那松島機関区があったところといった方がわかりやすいかもしれません。
 1960年に同機関区に配置され、1975年まで飯田線で使用されたED19 1電気機関車が、箕輪町郷土博物館に保存されています。この機関車は米国製(電気部分はウェスチングハウス、機械部分はボールドウィン)で、東海道線東京〜国府津間の電化に伴い、1926(大正15)年に輸入されたもの。当初は旅客用で、貨物用のED19形に改造される前はED53形とよばれていました。ED19 1はED53 3からの改造機です。
 幹線鉄道の電化が緒に就いたころの輸入機関車であり、国産電気機関車設計の基になったということです。同形機で他に保存されているものはなく、貴重な存在であることは間違いないでしょう。ポン太は今回初めてこの機関車を見ましたが、屋外展示ながら、美しい姿が保たれていて感激しました。
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下の写真は、ポン太が1981年8月23日に撮影した伊那松島機関区です。ED19はすでに引退しており、奥の方に写っているのは、その後継機のED62です。
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さくら協奏曲第1楽章 上田城

2017/04/14 22:24
信州の東部にあたる上田・佐久エリアを東信地方と呼びます。浅間山麓もその中に含まれており、ポン太にとって広義の生活圏ということになるのですが、その面積はなんと神奈川県より広いのです。標高差も大きいので、場所によって桜の開花時期が異なり、長期間にわたりお花見を楽しむことができます。
 東信地方で、例年、どこよりも早く桜が見頃をむかえるのは上田城です。この週末が見頃というニュースを聞き、早速ポン太も出かけてみました。昨年の「真田丸」の余韻でしょうか、平日にもかかわらず大変な人出でした。ほぼ満開の桜を従えた城壁の上に翻るは、真田のシンボル「六文銭(六連銭)」の旗。これがなくては花見客も納得しないでしょうが、現在の上田城は、真田氏の時代のものではなく、真田の痕跡は僅かしか残っていません。昌幸や信繁(幸村)にも、このみごとな桜を見せてやりたい、と頭の片隅で思ったポン太でした。
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 上田城のこのお堀の中を、かつては上田丸子電鉄真田傍陽(さなだそえひ)線の電車が走っていました。二の丸橋の下に見えるのが、公園前駅のホーム跡です。
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タンポポ日和

2017/04/13 23:17
 今日は本当に暖かな一日でした。ポン太がよく徘徊する水辺には、タンポポがちらほら咲き始め、まさに水温む春といった雰囲気です。気候がよくなると増してくるのが食欲。浅間山麓には美味しいパン屋さんが多いのですが、ポン太のお気に入りは、浅間サンライン沿いにある「パン・トゥルーベ」というお店です。浅間山を背にしたお店の佇まいも素敵ですが、つくっているパンはもっと素敵です。ポン太の大好きなハード系のパンから菓子パンまで、品揃えも豊富でどれも美味。つい食べ過ぎてお腹のふくらみが気になるポン太でした。
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ダンコウバイ

2017/04/11 12:06
 今朝は雪がちらつく寒さ。季節がちょっと逆戻りといった感じですが、ポン太の森にはうれしい春の知らせが届いていました。ダンコウバイの黄色い花が咲いていたのです。彩りが乏しかった森に、小さな灯りが点ったようで、これを見ると、いよいよ本格的な春がやってくるのだという気分になります。漢字では檀香梅と書きますが、梅ではなくクスノキ科の一種である由。
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小さな春

2017/04/10 17:00
春の訪れが遅い浅間山麓では、桜はもちろん、コブシもレンギョウもまだ咲いていません。しかし、地面に目をやると、落ち葉の下からいろいろな植物が顔を出すようになり、小さな春を感じます。ポン太の森で最初に目についたのはフキノトウです。間もなく行者ニンニク、そしてルバーブがあらわれました。いずれも食べられるものばかりで嬉しいですね。ルバーブは大きく育ったら収穫して、茎の部分をジャムにします。ライ麦のパンとよく合い、ポン太は大好きです。
 キジも元気に動き回っており、時折ポン太の森にも姿をみせます。美しい羽をもつのはオスで、メスはその存在に気づかないほど地味です。
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新宿御苑の桜とかつての都電通り

2017/04/10 12:18
 春といえば桜。されど、ポン太の住む浅間山麓では、桜の開花はまだまだ先の話です。先週のことですが、ちょっとした用事で東京に出かけた際に、新宿御苑に立ち寄り、本年最初のお花見を楽しんできました。園内は広く、見る場所、角度によって様々な桜の風情を味わうことができるのが、新宿御苑の良さです。高い山々を背景とした信州の桜はもちろん素晴らしいものですが、大都会の中の桜にもまた別の魅力があるように思います。
 新宿御苑ならではという感じがする写真を1枚をアップしてみました。
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 新宿御苑からほど近い新宿通り(甲州街道)を、かつてはJK系統の都電が走っていました。新宿二丁目交差点から北へむかう広い通り(御苑大通り?)を経て靖国通りに入り、新宿駅前電停(1949年に東口駅前から靖国通りに移設)に至るというルートでした。その広い通りには半専用軌道のような感じがする場所があり、そこを走る都電の姿はとくに印象深く、ポン太の脳裏に焼き付いています。下の写真は、新宿三丁目電停付近で、1969(昭和44)年10月30日に撮影したものです。その下の写真は、新宿御苑のお花見の際に、同じ場所に立ち寄って撮影したものです。カーブしている道路の形状は似ていますが、街並みの変貌は凄まじく、往時の建物は1つも残っていないように見えます。半世紀の時の流れは、これほどまでに街の姿を変えてしまうのですね。浦島太郎ならぬ浦島タヌキでした。
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なんといっても浅間山

2017/04/09 17:26
 ブログ開始宣言!。「1つの妖怪が世界にあらわれている。・・・ブログという妖怪が。旧世界のあらゆる権力が、この妖怪に対する神聖な討伐の同盟を結んでいる」かどうかはわかりませんが、「1つの力としてみとめられている」ことはあきらかでしょう。となれば、ポン太のようなタヌキの分際でも、これはもうブログを立ち上げるしかない。とまあ、そのようなわけのわからない理由で、ブログを始めることにいたしました。
 ポン太が数年前から生活拠点としている地域のシンボルといえば浅間山です。毎日仰ぎ見て、その圧倒的な存在感、偉容に感動しております。そこで、まずはその山を、最初の画像としてアップすることにいたしました。
 この写真は、佐久市の北端に位置する平尾山(平尾富士)山頂から撮影したものです。平尾山は海抜1155mの里山ですが、山頂からの眺望はすばらしく、浅間山のほか、蓼科、八ヶ岳、美ヶ原、さらには遠く北アルプスの山々まで望むことができます。ポン太はこの山が気に入っていて、しばしば徘徊しておりますので、いずれまたとりあげたいと思います。
 信州の春は遅く、浅間山はまだ雪景色です。しかし、吹く風は次第に暖かさを増しており、間違いなく春がやってきていることを感じます。浅間山が少し霞んでみえるのは、空気が暖かくなった証拠です。

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浅間山麓のブラタヌキ/BIGLOBEウェブリブログ
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