遠い日の記憶で大成功の甘酒づくり

 テレビの健康番組などで、老化を防ぎ美容と健康に絶大な効果を発揮する食品として紹介されることが多いのが甘酒です。「飲む点滴」といわれるほどの実力の持ち主だそうですが、効能はともかく、冬の寒い日に、ちょっと飲みたくなるものであることは間違いありません。時々、市販されているものを買ってきて飲んではいるのですが、当たり外れが結構あります。自分でつくってみたらどうだろうか、ふとそんなことを考えました。
 甘酒の原料は糀(こうじ)と米。佐久地域は酒どころであり、味噌や醤油を手造りする人も多いので、糀(こうじ)は身近な存在です。スーパーでも簡単に入手できます。ネットでレシピを探したところ、どうやら炊飯器利用が一番簡単そうです。めんどうな温度管理を炊飯器がやってくれるからです。そこで、まずはそれを試してみました。結果は不成功ではないものの、ベタベタした感じで、望んでいたものとはだいぶ違っていました。
 思い出したのは、遠い昔、母親がこたつの余熱で甘酒をつくってくれたことです。糀をうまく発酵させるには温度を60度に保つ必要があるというのですが、こたつの中で、それほど厳密な温度管理ができていたとは思えません。糀も生き物ですから、ある程度の温かさ(40度以上?)を維持できれば、それなりにがんばってくれるのではないかと考えました。わが家にはこたつが無いので、湯たんぽを熱源にして、上から毛布をかぶせ、ひと晩放置しておくという方法をとったところ、おどろくほど美味しい甘酒ができました。これはもう甘酒は手造りに限る、そう確信したポン太でした。


 道端でこんな看板を見ると「こうじ」を使ってみたくなります。
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 今回用いた糀は、スーパーで売っていた安曇野産です。パッケージが気に入ってこれにしました。
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 1合のご飯を鍋に入れ、水を加えて加熱し、五分がゆ状態にします。
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 およそ200gの糀をボールに用意しました。
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 ご飯が60度ぐらいまで冷えたところで、糀を加えてよくまぜます。
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 湯たんぽ(のケース)の上に鍋を置き、その上から毛布をかけてひと晩寝かせます。
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 12時間後、鍋のフタを開けてみると、甘酒ができていました。甘さは十分です。あとは、発酵を止めるために加熱すれば完成です。
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 できたばかりの甘酒を朝食のホットケーキにのせてみました。マイルドな甘さで美味です。トーストでもよいかもしれません。
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 プレーンヨーグルトにトッピングしてみました。ヨーグルトの酸味とよく合います。自家製のアサマブドウ(クロマメノキ)のジャムを加えると、ちょっとしたスイーツです。
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 水で二倍程度に薄め、加熱して飲む定番の甘酒が美味しいことはいうまでもありません。すり下ろしたショウガを少し加えると、味が良いだけでなく身体が温まります。氷点下のウォーキングから帰った後に飲めば、生き返ったような気分になること請け合いです。

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