道祖神祭りのわら馬引き-御代田町塩野

 昨年の2月に、このブログで、上田市真田町戸沢という集落に伝わる「ねじ行事」をご紹介しました。小さな子供たちがわら馬を曳いて道祖神に詣でる姿が実に可愛らしく、すばらしい伝統行事だと感激したのですが、「わら馬引き」スタイルの道祖神祭りは、なんと浅間山麓の御代田町でも行われていたのです。それも町内2箇所で行われ、1つは中山道の小田井宿、もう1つは浅間山に近い塩野という集落ですから、まさに灯台下暗しです。しかし、それが行われる日時や正確な場所が、町の広報にもホームページにも記載されておらず、よくわかりません。そこで、町役場に電話で問い合わせたのですが、なんとその時点で前者はすでに終了(1月26日だったそうです)していました。後者は2月2日に実施されることがわかりましたので、そこへ出かけてみることにしました。
 それにしても、町の中の小さな集落の行事だということで、外部へのPRがほとんどなされないというのはもったいない話です。小田井の道祖神まつりは御代田町の文化財(民俗資料)に指定されているというのですから、町民だけでなく、ホームページや観光サイトなどで全国に発信すれば、町のイメージアップにもなると思うのですが・・・。
 さて、塩野の道祖神祭りですが、上田で見たものとは全く異なっていました。わら馬自体がかなり大きく、それを参加者みんなで曳いて集落内を歩き、道祖神にお参りするというもの。先頭を行く軽トラの荷台に乗った子供たちが、「道祖神という人は・・・」で始まる歌に合わせて太鼓をたたきます。歌詞は無病息災を祈る内容であるように聞こえました。極めて素朴な行事ですが、旧街道のような雰囲気を宿した塩野の街並みとマッチして、ポン太には大変興味深いものでした。
 出かける前から予想はつきましたが、沿道の観客はほぼゼロ。何もPRしておらず、道を尋ねた地元の人ですら、わら馬の出発時刻やそれが通る正確なルートを知らなかったぐらいですから当然です。これは氷山の一角で、おそらく全国には知られざる地域行事がたくさんあるのでしょうね。

 わら馬引きが行われた塩野は、北国街道の別ルートにあたる旧道沿いの集落です。少し奥に入ると、こんなレトロな風景に出会うことができます。
DSCF8781.JPG
 わら馬引きの起点となる道祖神です。
出発地の道祖神.JPG
 いよいよ出発。
わら馬出発.JPG
 まるで本物の馬のような扱いです。
本当の馬のよう.JPG
 きれいに晴れわたった浅間山の麓を進みます。
浅間の麓を行く.JPG
 民家のあるエリアに入ってきました。
民間前を行く.JPG
 大きなわら馬の後にもう一頭、ちび馬も続きます。
チビ馬も続く.JPG
 先頭を行く軽トラの荷台には、太鼓係の子供が二人。
太鼓係.JPG
 古い集落の中を進みます。このあたりの雰囲気は最高です。
火の見櫓の下.JPG
 集落のメインストリートですが、見物客はほとんどいません。
すすむ行列 .JPG
 宅老所に立ち寄ったわら馬です。お年寄りとの記念撮影もありました。
宅老所で.JPG
 塩野公民館近くの道祖神前に到着しました。
大きいわら馬.JPG
 わら馬と一緒に道祖神にお参りです。とくに何かをお供えするということはありませんでした。
道祖神にお参り.JPG
 これが塩野の案内図です。現在地とあるところの近くが、わら馬引きの出発地でした。
DSCF8865.JPG


 


 

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