梅雨晴れの鹿沢の山へ-山頂にもレンゲツツジ-

 梅雨の晴れ間を利用して、湯ノ丸高原へレンゲツツジを見にでかけました。いつもは湯ノ丸山への登山道沿いある「ツツジ平」を中心に見て歩くのですが、湯ノ丸山は先日登ったばかりですので、今回は例年とは違う場所を歩いてみることにしました。
 地蔵峠を群馬県側に少し下ったところに、桟敷山という山があります。その隣の小桟敷山との間には「せんべい平」とよばれる平らな土地が広がっています。その一帯にもレンゲツツジが咲いており、まずはそこを散策しました。レンゲツツジの数自体は「ツツジ平」に及びませんが、周囲を山に囲まれたロケーションがすばらしく、白樺の林の中に朱を散らしたように咲くレンゲツツジは、色鮮やかで、より一層輝いて見えます。
 桟敷山、小桟敷山をはじめ、角間山、鍋蓋山、村上山といったこのあたりの山々は、浅間連峰の一翼を担う存在ではあるのですが、群馬県嬬恋村の鹿沢地方に属しており、鹿沢の山というとらえ方もできます。鹿沢の山は、冬は深い雪に覆われ、桟敷山山麓の鹿沢温泉には「雪山賛歌発祥の地」の碑があります。積雪期が長いせいか、信州側から登る山とはだいぶ雰囲気が異なる感じで、一言でいえば水分を含んだ「しっとり」感。展望はさほど良くはないのですが、空気が爽やかで歩くこと自体が心地よい、そんな山々です。
 せんべい平から海抜1852mの小桟敷山に登ってみました。お椀を伏せたような形をした山で、小なりといえども火山(溶岩ドーム)です。山頂部分は予想以上に広々しており、たくさんのレンゲツツジが咲いていました。展望が開けているのは西籠ノ登山方面のみですが、ランチを食べてのんびり過ごすには最適な天上の楽園です。
 帰路、温泉で山の汗を流したくなって、新鹿沢温泉まで車を走らせました。県道94号線(東御嬬恋線)の群馬側は、昨年の台風19号により大きな被害を受け、長い間通行止めになっていたところです。被害の大きさは想像をはるかに超えるもので、随所で道路が崩落しており、片側交互通行でしのぎながら復旧工事が行われていました。聞けば全国で5番目という降水量だったそうです。県境の向こう側というだけで、これほどまでに情報が届かないものなのかと、驚いたポン太でした。


 湯ノ丸山から見た鹿沢の山々です。左側から村上山、桟敷山、小桟敷山と並んでいます。小桟敷山の手前の平坦なところが「せんべい平」です。
鹿沢の山々(村上山、桟敷山、小桟敷山).JPG
 地蔵峠から群馬側に少し下ったあたりのレンゲツツジの群落です。県道からよく見えるので、大勢の人で賑わっていました。
ツツジ群落/湯ノ丸山麓.JPG
 ここが桟敷山登山口です。信州側の山と比べると、入山する人は極めて少なく、静かな山歩きが楽しめます。
桟敷山登山口.JPG
 「せんべい平」の気持ちのよい道です。木立の間から湯ノ丸山が望まれます。
せんべい平を行く.JPG
 白樺林の中に咲くレンゲツツジです。
せんべい平のツツジ.JPG
 「せんべい平」から見上げた桟敷山です。
桟敷山.JPG
 こちらが小桟敷山。山を覆う緑の鮮やかさに圧倒されます。
小桟敷山.JPG
 道端には、可愛らしいスズランもまだ咲いていました。
DSCF2472.JPG
 高山植物のツマトリソウも咲いていました。
ツマトリソウ/せんべい平.JPG
 小桟敷山の登山道です。途中の展望はありませんが、フィトンチッドがいっぱいという感じで、気持ちよく登れます。
小桟敷山登山道.JPG
 小桟敷山の頂上に着いてその広さにびっくり。
小桟敷山頂の標識.JPG
 レンゲツツジのむこうに見えるのは西籠ノ登山です。
小桟敷山山頂から西籠ノ登山を望む.JPG
 レンゲツツジがたくさん咲いていて、ここが山頂であることを忘れそうになります。ここでのランチは至福のひとときでした。
小桟敷山山頂のツツジ.JPG
 下山後、新鹿沢温泉へむかいましたが、県道のいたるところに昨秋の台風18号のツメ跡が残っていました。
昨秋の台風18号被害.JPG
 山側からは土砂崩れ、道路沿いの湯尻川は氾濫。なぎ倒されたままになっている樹木を見ただけで、その恐ろしさが伝わってきます。
台風の惨禍.JPG


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